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EHangが高層消防用ドローン「EHang 216F」を発表!150ℓの水で消火活動

2020.08.03

2020年7月31日、中国広州に本拠地を置くドローン会社EHang Holdings Limited(以下、EHang)は、高層消防用ドローン「EHang 216F」を発表しました。

「EHang 216F」は、同社の主力製品であるパッセンジャードローン「EHang 216」をベースとし、消防機能を追加したバージョンになります。

「EHang 216」は空飛ぶ車(パッセンジャードローン/エアモビリティ)として世界的に有名なドローンで、最近では中国において自動飛行による観光飛行も成功しています。

「EHang 216F」は、1回のフライトで最大150リットルの水を搭載できます。サーマルカメラ、ズームカメラを駆使して火災場所を特定、搭載されているホースから放水します。数台の「EHang 216F」が稼働すれば、高層ビルの火災もあっという間に鎮火できます。「EHang 216F」は消防署に配備され、半径5kmの消化活動に利用される予定です。

EHang創設者兼会長兼CEOのHuazhi Hu(ファージ・フー)氏は、次のように述べています。

「困難なミッションである高層ビルの消化活動に、私たちの開発したEHang 216Fを導入できることを嬉しく思います。高層ビルにおける火災事故のユースケースは様々ありますが、当社のアプリケーションはそのあらゆるニーズに対応しています。自律型航空機(AAV)の可能性は無限です。今後もドローン前提の社会を構築するため、ユースケースの探究、ソリューションの開発をしていきます。」

広東省雲浮市の消防署の責任者であるWeiqiang Chen(ウェイジェン・チャン)氏は、次のように述べています。

「火災の消防活動、救命活動は死闘であり、命の危険は常に付き纏います。特に高層ビルの火災への対処は非常に難しいものがあります。EHang 216Fを使用することで、私たちの消防活動はより効率的になり、鎮火のスピードが上がるだけでなく、様々な問題を解決できるでしょう。

中国の消防雑誌「China Fire Magazine」の調査によると、2019年は中国全国で233,000件の火災が報告されており、そのうち6,974件が高層ビルで発生しています。この数値は前年比10.6%増にあたり、今後も高層ビルでの火災の増加が懸念されます。

近年、都市化と建物密度の加速により、火災の危険性が高まり、消防活動がより困難になっています。今後、「EHang 216F」を中国全土の消防署が利用され、この問題を解消していくでしょう。

出典元:EHang公式ホームページ「EHang Launches Intelligent Aerial Firefighting Solution

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