Facebookとバークレー校はAIでTelloをトレーニング 論文を公開

Facebookとバークレー校はAIでTelloをトレーニング  論文を公開

Facebookとカリフォルニア大学バークレー校の研究者は、AIを使用したドローンが様々な状況に対応して学習する新しい論文を公開しました。

この技術が発展していくことで、ドローンが倉庫や工業用地などの狭いスペースでも使えるようになっていくとのことです。

この実験にはRyzeTech社のトイドローン『Tello(テロー)』が使用されました。

まずは、Telloに荷物を搭載させて操縦、その挙動を確認していきます。
その挙動をもとに操作モデルを構築し、操作を実行、結果を記録してモデルをさらに改善していきました。

最終的には、荷物を搭載したTelloは研究室の周りを自律的に飛行し、研究者が指示した経路と一致する飛行ができるようになりました。
研究者によると、この実験はドローンを使用した世界で初めてのメタ学習アプローチであるとのことです。

今後、ドローンやその他のロボットが狭い場所でより密接に人間と連携して作業をするようになると、労働者の安全を維持するために、精度が非常に重要になります。

今日の産業用ロボットは、予測が非常に容易な具体的な事前にプログラムされたタスクを実行します。
しかし、ロボットはより柔軟で設定で動作する必要があるため、タスクごとに変化する可能性のあるすべての小さな要因に適応する能力を開発する必要があります。

この実験をきっかけに、ドローンの機械学習はより進んでいくかもしれません。

ちなみに、Telloでは小学生のお子さんが、プログラミングを学ぶこともできます。
学習用の教材としても優れています。興味がある方は、こちらの記事をご覧ください。

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出典元:Cornell University「Model-Based Meta-Reinforcement Learning for Flight with Suspended Payloads」

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