2023年8月16日、DJIが中国で新型ドローン「FlyCart 30」を発表しました。
「FlyCart 30」は、製品を梱包したダンボールなどを運ぶ配送ドローンになります。これにより、DJIは配送・物流市場に正式参入したことになります。

「FlyCart 30」の価格は 125,000人民元(約250万円)で、フライトに必要な付属品・アクセサリーは同梱しています。なお、日本での発売は未定となっています。
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DJI「FlyCart 30」の機能と仕様
「FlyCart 30」は、4つのアームに2個ずつの計8プロペラを搭載したマルチローター構成のドローンです。デュアル電気モードでの最大負荷は30kg、全負荷での最大航続距離は16kmになります。
ドローンの本体の防塵・防水規格はIP55となっており、-20℃~45℃の環境温度で稼働します。最大飛行高度は6,000メートルあり、様々な環境下で配送を実現できる仕様です。
「FlyCart 30」は、製品をドローン下部に取り付ける「カーゴボックス(cargo box)」と、ドローンに紐で製品をぶら下げて配送する「ウインチクレーンシステム(winch crane system)」という2つの配送モードに対応しています。「カーゴボックス」には、クイックリリースと自動計量機能も搭載されています。「ウインチクレーンシステム」では、インテリジェントスイング除去と緊急ヒューズなどの機能を搭載しており、ユーザーに望む配送の形を安定性と信頼性の高いレベルで実現します。

出典:DJI公式ストア