失敗しない!「Kindle Fireキッズ」タブレットのmicroSDカードの選び方とおすすめを解説

失敗しない!「Kindle Fireキッズ」タブレットのmicroSDカードの選び方とおすすめを解説

「Fireキッズモデル タブレット」シリーズのmicroSDカードを購入する際「安くて容量の大きいものを買えばいい」と思ってはいませんか?

この買い物の仕方では、microSDカードを読み込まなかったり、処理速度が遅すぎるなどの問題が発生し、再購入することになります。

本記事では、問題の起きないおすすめのmicroSDカードmicroSDカードの選び方について解説していきます。microSDカードの購入を検討中の方は、ぜひご覧ください。

Amazon推奨!おすすめmicroSDカード

「Fireキッズモデル タブレット」シリーズには、以下の4種類があります。

  • Fire 7 キッズモデル
  • Fire HD 8キッズモデル
  • Fire HD 10キッズモデル
  • Fire HD 10キッズプロ

そして、Amazonが推奨するmicroSDカードの規格は以下の通りです。

1TBまでのmicroSDカード対応

4つのタブレットは、いずれもmicroSDカードの容量の記載しかありません。しかし、古いmicroSDカードなどは読み込み速度が遅く対応していないケースもあるようです。

あまり知られていませんが、microSDカードは容量だけが全てではありません。それぞれ転送速度やデータを書き込む速度などに違いがあります。

安心して使用できるオススメのmicroSDカードは、Sandiskの以下製品です。

また、さらに容量の大きい256GBから1TBのおすすめmicroSDカードはこちらです。お子さんが使うタブレットですので、動画をたくさん保存しない限り、ここまでの容量は必要ありません。

それでは、microSDカードに記載されている英数字の意味について解説していきます。

選び方:最大記録容量

最大記録容量とは、microSDカードに記録(保存)できる最大データ量のことです。
例えば上記画像では、microSDカードの記録容量は2ヶ所から確認できます。

まずは、左側の大きな数字です。
左側に「64GB」と記載があるため、最大記録容量64GBのmicroSDカードであることが分かります。

また、右側に「micro SDXC」の記載を確認できます。
これは記録容量の規格で、他にも「micro SD」「micro SDHC」と種類があります(以下画像参照)。

それぞれの表記の意味は以下の通りで、これは最大記録容量の規格を示しています。

表記の内容表記の意味
micro SD最大保存容量:〜 2GB
micro SDHC最大保存容量:4GB〜32GB
micro SDXC最大保存容量:64GB〜2TB

「Fireキッズモデル タブレット」シリーズの場合、最大保存容量の大きい「micro SDXC」の規格がおすすめです。

選び方:転送速度

転送速度とは、データをタブレットに移す速さのことです。

microSDカードのデータの転送速度は、上記の3つの場所から確認できます。この速度が遅い場合、動画がカクついたり、低画質になったり、写真を撮ってから次の写真を撮るまでに時間が掛かります。

UHSスピードクラスについて

まずは、左側にあるUの形の中の数字です。

これは「UHSスピードクラス」が「3」という意味になります。UHSスピードクラスとは、UHS(ウルトラハイスピード)と呼ばれるSDカードの転送速度の規格です。

現在UHSスピードクラスには、以下の2種類があります。

表記の内容表記の意味
U1最低転送速度 10 MB/s
U3最低転送速度 30 MB/s

この2つにどれくらい違いがあるのと疑問に思う方も多いかと思います。こちらの動画をご覧ください。

スピードクラス1(左側)が16枚の写真を撮影して保存している間に、スピードクラス3(右側)は30枚の写真を保存しています。

これが動画の場合、スピードクラス1は転送速度が足りず、高画質で撮影した映像はカクつく、低画質になるという結果になります。転送速度のある「U3」と記載されたmicroSDカードを選びましょう。

ちなみに、以下画像のように、○の中に数字(2/4/6/10)が表記されているmicroSDカードもあります。

これは古い規格のスピードクラスになります。

表記の内容表記の意味
最低転送速度 2MB/s
最低転送速度 4MB/s
最低転送速度 6MB/s
最低転送速度 10MB/s

この表記のあるmicroSDカードは購入してはいけません。古い規格のスピードクラスは、どれも最新の電化製品には見合いません。

ビデオスピードクラスについて

ビデオスピードクラスとは、上記画像の右側上にあるスピードクラスです。

これはSDカードの規格を決めている「SDアソシエーション」の方針で新たにできた規格です。

今後、右側下の「UHS」の規格からこちらに切り替わっていく予定です。しかし、現状では混在しており「UHS」と「ビデオスピードクラス」が併記されていたり、片方だけしか表記がない場合もあります。

上記画像の左側の上には、「V30」という記載があります。これは最低転送速度30MB/sという意味です。

ビデオスピードクラスには、以下の5つの規格があります。

表記の内容表記の意味
V6最低転送速度 6MB/s
V10最低転送速度 10MB/s
V30最低転送速度 30MB/s
V60最低転送速度 60MB/s
V90最低転送速度 90MB/s

ビデオスピードクラスは、数字が大きければ大きいほど、転送速度が速くなり、安定した撮影ができるようになります。

十分な転送速度のある「V30」と記載されたmicroSDカードを選びましょう。

UHS規格(Ⅰ / Ⅱ / Ⅲ)について

UHS規格とは、Ultra High Speed(ウルトラハイスピード)の略で、転送規格の1つです。
ビデオスピードクラスの下にある「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」の表記は、UHS規格対応を表しています。

UHSの表記の内容と意味は以下の通りです。

表記の内容表記の意味
UHS-Ⅰ最大転送速度 104MB/s(832Mbps)
UHS-Ⅱ最大転送速度 312MB/s(2496Mbps)
UHS-Ⅲ最大転送速度 624MB/s(4992Mbps)

microSDカードの見た目も異なり、「Ⅰ」は裏側の端子が1列、「Ⅱ」は端子が2列になっています。

最近では「Ⅲ」も出てきましたが、まだ「Ⅱ」でさえ一般市場にはあまり出回っていません。
そのため、基本的に「Ⅰ」の選択になります

選び方:アプリケーションパフォーマンスクラス

アプリケーションパフォーマンスクラスとは、SDカード上のデータ編集などを含むアプリケーションを快適に利用するための規格です。

現在アプリケーションパフォーマンスクラスには、「A1」と「A2」の2種類があり、「A2」が新しい規格になります。

 ランダムリード最低処理速度ランダムライト最低処理速度
A11500 IOPS500 IOPS
A24000 IOPS2000 IOPS

記憶装置(microSDカード)が記憶媒体(ドローン)にアクセスする際に、不連続に様々な位置からデータの読み書きをしていきます。この読み込みを「ランダムリード」、書き込みを「ランダムライト」と言います。

どちらでも問題ありませんが、最新バージョンである「A2」と表記されているものを選びましょう。

以上、「Fireキッズモデル タブレット」シリーズのmicroSDカードの選び方について解説してきました。

ポイントをまとめると以下の通りです。

  • 最大記録容量は、1TBまでのmicroSDカードを選ぶ
  • 転送速度は、「U30」または「V30」の表記のものを選ぶ
  • アプリケーションパフォーマンスクラスは、「A2」の表記のものを選ぶ

上記のポイントを意識して、失敗しないようにmicroSDカードを選びましょう。

「Fireキッズモデル タブレット」シリーズには、あったら便利なアクセサリーがあります。おすすめアクセサリーに関しては、こちらの記事をご覧ください。

https://ikutech.net/firekids-accessories/

参考:【最新】Amazon「Fire キッズモデル」タブレットにおすすめのmicroSDカードの選び方 – ikutech

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