DJIが新商品「DJI 映像レシーバー」と「DJI Transmission(スタンダード コンボ)」を発表

DJIが新商品「DJI 映像レシーバー」と「DJI Transmission(スタンダード コンボ)」を発表

2023年8月9日、民生用ドローンと革新的なカメラ技術で世界をリードするDJIは、DJI 映像レシーバーとDJI Transmission(スタンダード コンボ)を発表しました。

高度な機能を備え、柔軟性に優れた革新的なワイヤレス伝送システムを撮影監督に提供、様々な撮影シナリオに合わせて設計された2種類のコンボを展開します。DJI Transmissionシリーズは、安定した低遅延の長距離伝送の新たなスタンダードを確立します。

※ DJI Transmission(高輝度モニター コンボ)をすでに購入済のユーザーは、映像トランスミッターと高輝度遠隔モニターをファームウェア バージョン01.05.05.00に更新してから、DJI Transmission(スタンダード コンボ)のDJI 映像トランスミッターとDJI 映像レシーバーに接続する必要があります。

DJIのシニア プロダクトライン マネージャーであるPaul Pan氏は、次のように述べています。

「DJI Transmission(スタンダード コンボ)を発表でき、嬉しく思っています。今回新たに追加されたコンボでは、DJI TransmissionシステムにDJI 映像レシーバーが同梱され、特にプロダクション モニターと併用することを目的に設計されています。幅広い種類のDJI PRO エコシステムと併用すれば、様々な機器と連携しながら効率的に撮影できます。高輝度モニター コンボとスタンダード コンボのオプションがあることで、プロの撮影監督は撮影シナリオに合わせ、必要な方を選択できます。映像制作者の方々がこの最先端の技術を活用し、彼らのビジョンを実現することを楽しみにしています。」

2種類のコンボで広がる使い方

DJI Transmissionシリーズには、高輝度モニター コンボとスタンダード コンボの2種類があり、撮影監督に多様な撮影ソリューションを提供、それぞれの撮影ニーズを満たします。高輝度モニター コンボは、レシーバー/モニター/録画/制御機能をシームレスに統合したシステムとなっており、スタンダード コンボは、SDI経由のメタデータ伝送とフラクショナル フレームレートでの映像出力に新たに対応し、プロダクション モニターと併用するのに最適なコンボとなっています。

1つのトランスミッターから複数同時受信

DJI Transmission(スタンダード コンボ)でも、1台のトランスミッターに対し複数のレシーバーで同時受信可能であり、2種類の伝送モードを使ってシームレスな映像・音声伝送を実現しています。配信モードでは受信レシーバー数の上限がなく、リアルタイムの映像を同時に複数のレシーバーに出力でき、現場で大規模の撮影クルーや複数のチームで使用する場合に最適です。カメラ インデックスの切り替えが容易でビットレートや動画コーデックのリアルタイムで表示できるので、撮影効率が大きく向上します。

高度な制御オプションでは、高輝度遠隔モニターと映像レシーバーを制御モードに切り替え、DJI Master Wheelsなどの制御デバイスとシームレスに併用できます。これにより、Ronin 2、RS 3 Pro、およびカメラのフォーカス調整は、最大2台のレシーバー側で遠隔操作することができ、配信モードで接続された他のデバイスには影響しません。加えて、映像レシーバーは、リアルタイムでの1対1長距離通信が可能な音声通話機能に対応し、撮影監督とディレクター間のシームレスなコミュニケーションを実現します。

メタデータの伝送

DJI 映像レシーバーはSDI経由のカメラ メタデータ伝送に対応し、ARRIやREDのような主要なシネマカメラで利用できます。ファイル名、タイムコード、記録トリガー、カメラ設定、レンズ情報などを含む詳細な撮影情報を、レシーバーからモニターやQTAKEに伝送することができます。この機能により、ディレクター、撮影監督、DITチームは、包括的な撮影データを確認でき、現場での全体的なワークフローの効率性を向上します。

秘めた創造力を解き放つ、DJI 高輝度遠隔モニター

DJI 高輝度遠隔モニターはレシーバーを内蔵し、どんな現場でも優れた携帯性を発揮し、効率的にセットアップできます。遠隔モニターにはRonin 4Dのものと同等の画像処理チップが内蔵され、一台でレシーバー、モニター、コントローラー、レコーダーの役割も果たし、包括的な機能を提供します。

DJI LiDAR レンジファインダー(RS) – DJI Transmission ケーブルハブを使用すると、フォーカスシステムとモニタリングシステムを組み合わせて利用することができます。DJI 映像トランスミッターとDJI RS フォーカスモーター(2022)を、DJI LiDAR レンジファインダー(RS)に接続することで、マニュアルレンズであってもレンズキャリブレーションやオートフォーカスを実行することができ、RS 3 Proに接続する必要はありません。Ronin 4D ハンドグリップを使用してこのセットアップに接続し、LiDAR ウェーブフォーム技術を活かして、正確なマニュアルフォーカスを実行することも可能です。さらに、DJI RS 3 Proと接続すると、このデバイス構成はスタビライザー、遠隔モニター、ジンバル制御、LiDARフォーカスシステムがシームレスに統合された、包括的な撮影ソリューリョンとなります。

サポートツール&独立した録画機能

高輝度遠隔モニターには、セーフティゾーン、フレームガイド、ゼブラストライプ、フォルスカラー、ピーキング、ウェーブフォームといった必須ツールが搭載され、2回タップするだけでズームを制御し、画面のカラー キャリブレーション、カスタム 3D LUTも使用することができ、正確な構図、露出、焦点調整を行えます。また、遠隔モニターには、microSDカードスロットが搭載され、1080p/60fpsまでのH.264ライブ映像の独立した録画や再生が可能です。このモニターはカメラとシームレスに録画映像を同期できるため、便利なプロキシファイルの編集が可能になります。

今まで以上に多様な機器に対応

高輝度遠隔モニターはRonin 4D ハンドグリップに対応し、Ronin 2やRS 3 Proのジンバル動作やフォーカス、カメラパラメータを正確に制御することができます。また、DJI Master WheelsやDJI Force Proに対応し、多様かつ高度なジンバル制御オプションを利用できます。DJI Transmissionとこれらの機器を一緒に使用することで、他に類を見ない伝送性能、信号伝送範囲、安定性、耐干渉性能を発揮します。DJI 映像レシーバーには様々なポートが搭載され、幅広い接続オプションを提供します。3G-SDI出力ポート2つとHDMI 1.4 Type-A出力ポートを搭載し、どちらも1080p/60fps動画出力に対応しています。

出典:DJI Transmission製品ページ | DJI公式ストア

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