DJIが新たな農業用ドローン「Agras T50」の販売開始!「Agras T25」も世界展開

DJIが新たな農業用ドローン「Agras T50」の販売開始!「Agras T25」も世界展開

2024年4月25日、民間用ドローンやクリエイティブカメラ技術で世界をけん引するDJIが、新型ドローン「Agras T50」を発表しました。また、日本国内では2023年11月7日に発売済みのドローン「Agras T25」 の世界展開をします。

「Agras T50」は、定評あるAgrasシリーズをベースにしており、大規模な作物栽培に比類のない効率性を発揮します。軽量な「Agras T25」は、小規模栽培向けに設計された携帯性を発揮します。どちらのドローンも、包括的な航空用途での管理に強力な機能を提供する、アップグレードされたSmartFarmアプリと互換性があります。

「Agras T50」は予約受付を開始中です。詳細は製品ページをご確認ください。

DJI Agricultureのグローバル販売責任者であるYuan Zhang氏は、次のように語っています。

「世界的な農業技術のリーダーとして、当社は噴霧・散布作業用の最新型DJI Agras ドローンで、農業技術の精度向上を目指しています。DJIの農業用ドローンは、これまで100ヵ国以上の地域の9億8,000万エーカーを超える土地に対応してきました。
実証済みの当社の作物保護ソリューションは、環境への影響を最小限に抑えながら、小規模農家や大規模生産者の収穫量増加、化学薬品の使用とコスト削減に貢献しています。」

Agras T50で生育を促進 

Agras T50は、大規模農業の需要に対する深い考察から生まれた、効率性と安定性を誇るフラッグシップモデルです。次世代レベルの安定性を発揮する同軸デュアルローター設計と54インチのプロペラを継承し、40kgの噴霧ペイロード、50kgの散布ペイロード積載時に、1時間あたり最大21ヘクタールの効率的な噴霧能力を発揮します。

Agras T50のデュアルアトマイズ噴霧システムは、2つのスプリンクラーとサイズ調整可能な噴霧液滴により、毎分最大16リットルの流量を実現しており、畑から果樹園までの各種用途に最適です。Agras T50は散布構成に応じて簡単に変換できるため、50 kgの乾燥顆粒を搬送し、最大108 kg/分または1.5トン/時の流量率で散布可能です。Agras T50は、出力、精度、汎用性を組み合わせることで比類のない性能を発揮し、進化する現代農業のニーズを満たすように設計された、農業用ドローンにおける最も優れた選択肢です。

画期的な接続性と安定性 

Agras T50は、アップグレードされた4アンテナO3伝送システムを搭載し、送信機とドローンの接続を最大2kmまで拡張します。山などの複雑な環境で操作する場合、DJIリレーを配置して伝送範囲と安定性を拡張し、操作の安全性を向上させることができます。

障害物迂回と地形フォローを可能にするデュアルレーダーとデュアル両眼ビジョン 

Agras T50には、デュアルアクティブフェーズド アレイレーダーと両眼ビジョンセンサーが搭載されています。これらが連動してAgras T50の周辺情報を正確に再構築し、付近の障害物を検出することで、インテリジェントな障害物検出と迂回、斜面での地形フォローを実現します。

4つのスプリンクラーキット 

Agras T50は、遠心式スプリンクラー1組を追加装備することで、流量率を1分あたり24リットルに増加できます。これは、高い流量率での噴霧が必要な果樹園など、密生した樹冠を貫いて葉の表裏を処理する作業に有用です。

9分間の急速充電 

Agras T50は、最大容量30 Ah、1,500充電サイクルの、DB1560インテリジェント フライトバッテリーを搭載しています。D12000iEP多機能インバーター発電機と空冷式ヒートシンクの組み合わせにより、9分間の急速充電を実現し、1組のバッテリーで連続操作が可能になります。

Agras T25 – 携帯可能なパッケージでの精密農業

Agras T25は、Agras T50の高度な機能すべてを、コンパクトで持ち運びのしやすいボディに搭載しています。20kgの噴霧ペイロードまたは25kgの散布ペイロードを積載可能で、多方向障害物回避、地形フォロー、超高速バッテリー充電、ワンタップのテイクオフ、自動操作など、Agras T50の主要機能を備えています。小規模/中規模農場での単独使用に最適です。

Agras操作の必需品、DJI SmartFarm 

DJI SmartFarm アプリには、ワンストップで手軽に作物保護を実現する、ドローン管理のパワフルな機能が搭載されています。最新の更新では、データ制御と管理の効率性が向上し、DJI Academyを通じて学習リソースにアクセスできるようになりました。すべてのソフトウェアはオプションであり、データを共有するにはオプトインする必要があります。

安全性とセキュリティへの長年の取り組み 

DJIはデータプライバシーを最優先に考え、ユーザーの皆様は自分たちのデータの使用を管理することができます。初期設定にて、いかなる飛行ログ、写真、動画も、DJIに同期されないように設定されています。DJI Agrasドローンは、送信機と機体にデータをローカル保存するように設計され、データをDJIのサーバーに共有または保存するためには、オペレーター側で許可する必要があります。

中国以外の地域では、DJIと共有されるドローンデータは、アメリカ、日本、およびヨーロッパにあるサーバーに保管され(ユーザーがいる場所に従って保管場所が決まります)、TLSで保護されます。アカウント登録のために共有される個人データは、さらにAES-256暗号化で保護されます。オペレーターは、自分のDJIアカウントから、または、DJIサポートに連絡することで、共有したデータを簡単に削除することができます。2017年以降、私たちは定期的に、Booz Allen Hamilton、FTI Consulting、およびKivu Consultingを含む第三者のセキュリティ監査および認証を受けています。

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