2023年11月7日、「空飛ぶクルマ」(※1)および「物流ドローン」を開発する株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市、代表取締役CEO 福澤 知浩、以下:SkyDrive)は、株式会社長大(本社:東京都中央区、代表取締役社長 野本 昌弘、以下:長大)とサポーター契約(※2)を締結した事を発表しました。本契約により、「空飛ぶクルマ」の離発着場に関する具体的な検討を開始します。
※1 空飛ぶクルマとは、電動化、自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運航形態によって実現される、利用しやすく持続可能な次世代の空の移動手段です。諸外国では、Advanced Air Mobility(AAM)や Urban Air Mobility(UAM)と呼ばれています。
※2 サポーター契約とは、株式会社 SkyDrive におけるサポーター契約とは、契約締結企業から部品割引や工数提供という形で支援をいただきながら、空の産業革命をともに創造していくプログラムです。
契約締結の背景
SkyDriveは、「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに、「日常の移動に空を活用する」未来を実現するべく、2018年7月に設立し「空飛ぶクルマ」を開発しています。2019年に日本で初めて「空飛ぶクルマ」の有人飛行に成功し、現在、型式証明取得に向けた機体開発を推進しています。
長大は、明石海峡大橋や瀬戸大橋、レインボーブリッジなど日本各地や世界の橋梁設計を培い、世界の橋梁設計技術をリードする一方、ヘリポート付き病院の設計、環境アセスメントや道路騒音調査等、「空飛ぶクルマ」の離発着場構築にも繋がる事業を手掛けてきました。
「空飛ぶクルマ」の社会実装には、離発着場の標準化が必要となってきます。昨年よりSkyDriveと長大は、離発着場の標準化(日本版)に資するべく、水上やビルの屋上に離着陸場が設置された場合の将来像をパースに描く等、長大の持つ環境や交通システム、設計・施工の知見及び技術を総動員した「空飛ぶクルマ」の離発着場モデル作成に向けた検討を行っていました。今年度は、最新のバーティポート整備指針やSkyDriveの機体等に関する最新の情報に基づき詳細な検討を推進して行くとのことです。
出典:SkyDrive「長大とサポーター契約を締結~空飛ぶクルマの離発着場の具体的な検討を開始~」