2023年5月25日、株式会社ジェイテクト（本社：愛知県刈谷市、取締役社長：佐藤 和弘、以下：ジェイテクト）は、株式会社プロドローン（本社：愛知県名古屋市天白区、以下：プロドローン）が中核を担う、ドローンを活用した社会課題解決プロジェクト「あいちモビリティイノベーションプロジェクト 空と道がつながる愛知モデル2030」を技術面で支援します。
同プロジェクトは愛知県が運営する「革新事業創造提案プラットフォーム（A-idea）」において提案されたものです。優れた「革新事業」として県に採択されており、官民共同プロジェクトチームを組むことで、人やモノの移動に係わる社会課題解決に取り組んでいくとのことです。
あいちモビリティイノベーションプロジェクト 空と道がつながる愛知モデル2030とは
ドローンや空飛ぶクルマなどの「空」で活躍するモビリティの社会実装の早期化や、自動運転車両との同時制御の運行など、人やモノの移動に境界がなくなる愛知県発の新しいモビリティ社会の構築を目指すプロジェクトです。産業用ドローンシステムの研究・開発・製造を手掛けるプロドローンが中核を担います。
2025年までに、同社が開発を進める50kgの荷物を搭載して50km飛行できるドローン「空飛ぶ軽トラ」の社会実装を計画しています。愛知県や県内企業が連携してビジネスモデルを確立し、自動運転や「空飛ぶクルマ」など、他領域の革新的なビジネスモデルとの融合を図る。2030年を目標に、新たなモビリティ領域である「空」と地上の「道」がシームレスにつながるMaaSの新しいモデルを確立し、「愛知モデル」として他県や世界に展開していくとのことです。
ジェイテクトが果たす役割
ジェイテクトは、社会課題解決に寄与するドローンの開発を進めるプロドローンの経営姿勢に共感し、従前より協業を進めていました。2019年10月より量産開始した蓄電デバイス「高耐熱リチウムイオンキャパシタ」および関連技術の提供などを通して、より高性能なドローンの実現に貢献しています。本件においても主に電源分野で、プロジェクトの中心的な役割を果たすドローンの性能を高めるための技術協力を進めていくとのことです。
以下写真は、プロドローンが開発を進める産業用ドローン「空飛ぶ軽トラ」（プロドローン提供）です。
今後について
ジェイテクトは、本件に留まることなく、国内外の社会課題解決を目指すさまざまなプロジェクトに参画し、ジェイテクトグループの製品・サービスを提案していくとのことです。また、これからもジェイテクトグループでは、No.1＆Only Oneの製品や技術を開発し、社会課題の解決につながる製品やプロジェクトに寄与することで、「地球のため、世の中のため、お客様のため」に貢献していくとのことです。
