2023年3月19日12時30分、株式会社トルビズオン(本社:福岡県福岡市、代表取締役:増本 衞、以下:トルビズオン)は、株式会社ドローンムーブ(本社:熊本県天草市、代表取締役:松﨑 正和、以下:ドローンムーブ)、一般社団法人 地域再生・防災ドローン利活用推進協会(本社:京都府京都市、代表理事:上原 陽一、以下:RUSEA)とともに、、熊本県天草市にてドローンを用いた物資配送の実証実験を実施し、成功したことを発表しました。
実証実験概要
- 日時:2023年3月19日(日)12時30分~
- 場所:宮地岳町 道の駅かかしの里
- 使用機体:DJI Matrice300RTK(最大積載量2.7kg)
- 配送品:天草大王(鶏肉冷凍品)、天草大王ラーメン
- 搬送重量:800g
- 搬送距離:1.3km
ドローンムーブとトルビズオンは、これまでドローンを用いた地域拠点から個人宅へのラストワンマイル配送を検討していましたが、そのための社会実装の始まりとして、地域のためになる「空の道」づくりからスタートすることとし、その第一弾が今回の実証実験となります。地元の自治会である宮地岳地区に、ドローン飛行に関するリスクの説明をしながらも、将来的なドローンを用いた物流の可能性を広げていくための飛行への理解を求め、協力を得た上で実施することができました。
飛行ルート全域にトルビズオンが提供する「ソラシェア」の保険を適用することで、万一の事故にも備えており、ドローンが社会実装をしていく上で最も重要である、地域住民の理解を得ることに重きを置いています。
ドローンムーブとトルビズオンとしては、ドローンによる新規事業の創出や既存事業の拡張、および地域貢献を目指し、過疎地域に住む地域住民のための新たな物流網の開拓、および災害対策の強化を目指しています。
実施内容
- ドローン飛行におけるリスクアセスメント
- ドローン配送の検証(レベル2飛行)
- ドローン航行に対する社会受容確保
実証実験の参加団体
- 株式会社ドローンムーブ
- 株式会社トルビズオン
- 株式会社スカイファイブ
今後の展望
有人地帯での目視外飛行(レベル4)の実施に向け、ドローン配送による労働負荷の軽減、災害時の物資支援、また、ドローンによる災害現場や有害鳥獣の被害状況確認等への活用、町が抱える課題を官民連携により解決していきたいと考えているとのことです。
出典:株式会社トルビズオン