2022年6月27日、世界をリードする中国の自律型航空機(AAV)のテクノロジープラットフォーム企業EHang Holdings Limited(以下:EHang)は、中国湖南省の吉首市にある政府関連企業Tianxingjian Cultural Tourism Investment and Development LLC(以下:Tianxingjian)から5台の「EHang 216」の注文を得たことを発表しました。
両社は吉首市の矮寅ワンダーツーリストエリアにて、AAV「EHang 216」による遊覧飛行プロジェクト(空中観光プロジェクト)を開始する予定でいます。また、Tianxingjianはプロジェクトの進展に伴い、さらに25台の「EHang 216」を追加購入する予定です。
最近、中国国家評議会と中国民用航空局は、一般航空と航空観光の開発を推進し、加速させる政策を発表しています。EHangは、安全性、自動飛行、車両管理という最先端のAAVソリューションを所持しており、中国国内だけでなく、海外の観光地で空中観光プロジェクトを実施するパートナーシップを拡大しています。
矮寅ワンダーツーリストエリアは、中国では有名なランドマークであり、デハンキャニオンのある一帯です。今年の5月には、一部の観光客にデモフライトを実施、成果をあげています。
吉首市の徳夯風景区管理事務所の責任者であるXiufeng Wu氏は、次のように述べています。
「吉首市は、観光業を推進するため、戦略的新興産業の開発に努めています。AAV EHang216と観光資源と掛け合わせることで、吉首市の観光ブランドをさらに強化します。」
Tianxingjianの会長であるMin Sun氏は、次のように述べています。
「吉首市には、原生林、滝、険しい崖と息を呑むような美しい風景があります。これに空中観光や空中移動などが合わさるのは、おても理想的です。世界をリードするAAVテクノロジープラットフォーム企業のEHangは、高度なソフトウェアおよびハードウェアテクノロジーと豊富な飛行経験を持っています。それぞれのメリットを活かして、空中観光のデモフライトを段階的に展開していきます。」
EHangの最高執行責任者であるXin Fang氏は、次のようにコメントしています。
「昨年から、EHangは空中観光のデモフライトを積極的に行っています。EHangの事業拡大に伴い、世界中の美しい観光地を、安全かつ快適なフライトで空中観光できるようにしていきます。」
出典:EHang Holdings Limited「EHang Partners with Tianxingjian on Scenic Flight Project with EH216 AAVs at Aizhai Wonder Tourist Area in Jishou, Hunan, China」