水中ドローンFIFISHシリーズと5Gネットワークを活用した養殖場遠隔監視の実証実験

2022年3月30日、シー・エフ・デー販売株式会社（代表取締役社長：三谷弘次、本社：愛知県名古屋市、以下：CFD販売）が取り扱う、QYSEA社製水中ドローン「FIFISH V6 PLUS」及び「FIFISH W6」を活用した養殖マグロ遠隔監視の実証実験行われました。

当日は、近畿大学、株式会社NTTドコモ（以下：ドコモ）が、5Gネットワークを活用し、近畿大学水産研究所大島実験場いけす内の映像をリアルタイムに伝送、同時に近畿大学東大阪キャンパスから水中ドローンの遠隔操作を行い、水中ドローンによる完全養殖クロマグロの状態の監視を行いました。

マグロの養殖において、いけす内の状態監視は、マグロの品質や水揚げ量を大きく左右します。これまではダイバーが水中に潜って、いけすの状態や水質、マグロの健康状態の確認や死亡魚の回収を行っておりましたが、作業者の負担が大きく安全性にも課題がありました。

実証実験では、水中ドローンと映像伝送および遠隔操作システムを活用して、作業者が遠隔地から指示を出したり、ダイバーが水中で行う作業を代替することで、作業効率化や生産性、安全性の向上が期待できます。

使用された水中ドローン

QYSEA 「FIFISH V6 PLUS」

FIFISH V6 PLUS（ファイフィッシュブイ6 プラス）は、高光量6000ルーメンのLEDライト、対象物との距離をロックするソナー、ターゲットのサイズを自動測定可能なレーザースケーラーを搭載し、水中での作業性能を飛躍的に高めた産業用水中ドローンです。

産業用途に耐えられるように、アルミ素材のスラスターと大容量バッテリーに、600時間耐久テストをクリアした耐久性高いモーター制御システムも搭載し、より確実に、安心に現場作業を遂行することが可能です。

QYSEA 「FIFISH W6」

産FIFISH W6（ファイフィッシュ・ダブル6）は、波のある状況下で使用することを前提とした、モーターパワーを強化したモデルです。カメラ画質は4K UHD（30fps）、照明はLED2基10000ルーメンを搭載。FIFISHシリーズ初の交換式バッテリーを採用し、駆動時間は最長6時間です。

さらに、外部給電システム(別売)を使用することで、バッテリーの運用時間を気にかける事なく連続稼働ができます。

水中作業の安全性・利便性の向上、コスト削減などの業務改善に、CFD販売の水中ドローンや熟練のスタッフを活用できます。水中ドローンのスムーズな導入に向け、機体レンタルサービス、導入講習、オペレーター派遣など様々なサービスがあります。

また、用途・利用目的に適した機種選定や導入の相談もしています。是非、お気軽にお問い合わせください。