山火事の消火活動を妨げたドローンがきっかけで、更なる規制強化に

山火事の消火活動を妨げたドローンがきっかけで、更なる規制強化に

2021年3月15日、国土交通省は消防や救助のヘリコプターが飛行する空域では、小型無人機ドローンの飛行を禁じることを明らかにしました。

その原因は、今年の2月に栃木県足利市で起きたヘリの消火活動をドローンが邪魔したことが原因です。山林火災現場近くで消火活動をしているヘリの近くで何者かがドローンを飛ばし、結果ヘリの消火活動が一時中断することとなりました。

国土交通省は今年5月上旬には施行するとのことです。施行される詳細は以下の通りです。

足利市によると、消火中のヘリはドローンとの接触を避けるため、1~2時間に渡り消火活動を中断したとのことです。また、ドローンの操縦者は現在のところ分かっていません。

今後、国土交通省は消防や救助のヘリコプター、ドクターヘリなどが消火や救助を行う空域を「緊急用務空域」に指定し、無関係のドローンの飛行を禁止します。

この指定空域に関する情報はインターネットなどで公表し、ドローン操縦者には飛行前の確認を求めることになります。

なお、この指定空域内では、機体が200g未満のトイドローンをはじめ、たこ揚げや花火なども事前の許可が必要となります。

出典:国土交通省

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