バイオミミクリーの発想!翼を羽ばたかせる鳥型ドローンを開発 – EPFL

バイオミミクリーの発想!翼を羽ばたかせる鳥型ドローンを開発 – EPFL

生物の生態から学んだことを技術開発に活かすバイオミミクリーの発想を使用し、スウェーデンの会社EPFLは鳥型ドローン「Raptor-inspired drone」を開発しています。

「Raptor(ラプター)」とは、ワシやタカなどの猛禽類に該当する鳥を意味し、ここからインスパイアされて開発されたドローンです。

EPFLの公式YouTubeチャンネルにて公開されている、こちらの動画をご覧ください。

動画では、「Raptor-inspired drone」の飛ぶ様子が確認できます。鳥のように翼をスライドすることで、鳥のように空を旋回して飛行します。この翼の形状を変える飛行方法は、鳥ならではのものになります。

EPFLのDario Floreano(ダリオ・フロレアーノ)氏は、次のように述べています。

「私たちは猛禽類の機敏な飛行方法を模倣して、このドローンの設計を行いました。鳥は翼によって、加速や減速、ターンを行います。この飛行原理はかなり複雑ではありましたが、Raptor-inspired droneでは再現することに成功しました。」

EPFLが「Raptor-inspired drone」を一般消費者向けに大量生産するかは定かではありませんが、この技術は他のドローンに活かせる可能性があります。

「Raptor-inspired drone」の翼に使用されている技術は、ドローンをコンパクトするだけでなく、軽量性においても優れています。また、多数のプロペラが高速回転させないため、遊びの面においても一定の安全性も確保できるかもしれません。

今後もEPFLの開発する、バイオミミクリーの発想を活かしたドローンに注目です。

また、バイオミミクリーの発想を活かしたドローン開発に関しては、ドイツのロボット会社FESTOも有名です。鳥、コウモリ、チョウから着想を得たドローンなどを開発しています。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

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