米ドローン会社Zipline、ナイジェリア南部にてドローンによる医薬品配達開始

米ドローン会社Zipline、ナイジェリア南部にてドローンによる医薬品配達開始

アメリカ合衆国のドローン会社Zipline International Inc.(ジップライン インターナショナル、以下:Zipline)は、その活動をナイジェリア南部の州であるクロスリバー州に拡大することを発表しました。

Ziplineはドローンを使用した重要な医薬品の配送をルワンダとガーナにて行っています。そしてこの活動は、日々多くの人々の命を救っています。

Ziplineの活動は日本でも評価されており、今年3月には豊田通商株式会社が日本市場でのドローン物流サービスの社会実装を目的とした戦略業務提携契約を締結しました。豊田通商株式会社は、2018年6月にジップライン社に出資して以降、ガーナでの協業などを推進してきました。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

Ziplineは2016年にドローン事業を開始しました。固定翼のドローンはパラシュートで落下する小さなボックスを運ぶことができます。そして、Ziplineのドローンは重要な医薬品(血液、予防接種のワクチン、抗生物質などの薬)などを運ぶセクションで活躍し出します。

当初、1人のオペレーターにより4機のドローンが運用されていました。しかし現在では、1人のオペレーターが24機以上のドローンを運用・監視しています。すでにいくつもの命を助けており、世界で最も有意義なドローン配達事業を実現している会社です。

そして今回、ナイジェリア南部のロスリバー州にて、約1,000箇所の医療施設に配達できる拠点を2つ設立する予定です。これにより、数百万人の人々を助ける可能性があるドローンによる配達が可能になります。この2つに拠点は、今後6ヶ月以内に完成する予定です。

出典:Zipline公式ホームページ

ニュースの最新記事