ドローン不要!?中国のVivio、空飛ぶカメラ付きスマートフォンの特許申請

ドローン不要!?中国のVivio、空飛ぶカメラ付きスマートフォンの特許申請

中国のスマートフォンメーカーであるVivioは、空飛ぶ小型カメラを搭載したスマートフォンの特許を申請しました。

このスマートフォンは、一見すると普通のスマートフォンであり、通常のスマートフォンとして使用できます。しかし、内蔵されている小型カメラをスライドして取り出せば、その空飛ぶ小型カメラが撮影できるというものです。

空飛ぶ小型カメラには、2台のカメラと4つのプロペラが搭載されています。空飛ぶ小型カメラはスマートフォンによって簡易操縦でき、自撮りなどの撮影が行えます。

VivioはAppleやSamsungほどの知名度のある企業ではありませんが、特に撮影に重点を置いて新たなスマートフォンのデザインや機能を積極的に開発している会社です。

似たようなアイデアは以前にもありました。

今年の1月には、アメリカ合衆国のドローン会社LeshTronix Drone Systemsが空飛ぶスマートフォンケース「PhoneQuad(フォンクワッド)」を発表しました。

「PhoneQuad」に関しては、こちらの記事をご覧ください。

しかし、今回はスマートフォンに内蔵されたカメラが空を飛ぶという、今までにない新たな仕様となっています。特許申請を過ぎたばかりのプロジェクトですが、開発は困難なものになることが予想されます。

まず、バッテリーの問題は言うまでもなく厳しいものになるでしょう。また、取り外せる小型カメラがスマートフォンの場所を有することで他の機能が脆弱になる懸念もあります。さらに、この空飛ぶ小型カメラは穏やかな風にも耐えられないでしょう。室内限定ともなれば、それこそ自撮り棒やスマートフォン向けの三脚で事足ります。

とはいえ、これは新たな取り組みです。実現すればVivioのフライングフォンは、新しいスマートフォンの歴史を作ります。なお、現在のところホームページに空飛ぶ小型カメラを搭載したスマートフォンの情報は出ていません。

出典:LETS GO DIGITAL「Vivo ontwikkelt smartphone met camera drone
特許内容の詳細:vivo-smartphone-flying-camera.pdf

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