SparkのmicroSDカードのオススメと選び方を解説!容量よりも大事なのは書き込み速度!?

SparkのmicroSDカードのオススメと選び方を解説!容量よりも大事なのは書き込み速度!?

SparkのmicroSDカードを購入する際「安くて容量の大きいものを買えばいい」と思ってはいませんか?

容量だけを重視してmicroSDカードを購入しても、DJIが推奨していないmicroSDカードだった、挿入しても読み込めなかった、などの問題が発生し再購入することになります

本記事では、このような問題が起きないおすすめmicroSDカードを解説していきます。
合わせて、microSDカードの表記の意味選び方についても解説していきます。

SparkのおすすめmicroSDカード

Sparkの最大飛行時間は16分です。
仮に最高クオリティの映像を16分間撮影し続けても、約2.9GBの容量しか必要ありません。

そのため、DJI公式より推奨されており、非常にお得なこちらのmicroSDカードがオススメです。

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また、容量の大きいmicroSDカードをお求めの場合は、こちらのサムスンのmicroSDカードが安くてオススメです。

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Sparkの推奨microSDカードは?

DJIドローンには、それぞれの機体に推奨されているmicroSDカードがあります。
先程紹介したmicroSDカードも推奨されているものになります。

Sparkの推奨microSDカードは以下になります。

  • Sandisk 16/32 GB UHS-1 micro SDHC
  • Kingston 16/32 GB UHS-1 micro SDHC
  • Samsung 16/32 GB UHS-I micro SDHC
  • Sandisk 64 GB UHS-1 micro SDXC
  • Kingston 64 GB UHS-1 micro SDXC
  • Samsung 64 GB UHS-I micro SDXC

microSDカードの表記の意味

製品により多少異なりますが、一般的にmicroSDカードには上記画像のような表記がされています。

最大保存容量

上記画像は、最大保存容量が32GBの規格『microSDHC』のmicroSDカードです。

この規格の表記には『micro SD』、『micro SDHC』、『micro SDXC』の3種類があります。

これは最大保存容量の規格を示しています。

規格 最大保存容量
micro SD 〜 2GB
micro SDHC 4GB 〜 32GB
micro SDXC 64GB 〜 2TB

SparkのmicroSDカードにおいては、『Micro SDHC』『Micro SDXC』を選択することになります。

 

スピードクラス

上記画像では、『UHSスピードクラス』が『3』で、『ビデオスピードクラス』が『30』、『UHS』が『Ⅰ』となっています。

まず、『UHSスピードクラス』について解説していきます。
UHSスピードクラスとは、旧スピードクラス(SC)に次ぐ、UHS(ウルトラハイスピード)と呼ばれる規格です。

Uの形の中に数字が書かれており、同じ容量のmicroSDカードでもUHSスピードクラスに違いがあります。
『U1』は最低速度10MB/sという意味で、『U3』は最低速度30MB/sという意味になります。

Sparkにおいては、4K撮影をするわけではないため、『U1』の規格で問題ありません。

 

因みに、○の中に数字(2/4/6/10)の数字が表記されているmicroSDカードもあります。

これは旧スピードクラス(SC)になります。

表記内容 スピードクラス
2 MB/s
4 MB/s
6 MB/s
10 MB/s

Sparkにおいては、『⑩』の規格が必要になります。

 

次に、『ビデオスピードクラス』について解説していきます。

ビデオスピードクラスとは新たにできたスピードクラスで、今後は『UHS』からこちらに切り替わっていく予定です。
しかし、現状では混在しており、『UHS』と『ビデオスピードクラス』が併記されていたり、片方だけしか表記がない場合もあります。

『V30』という表記は、最低速度30MB/sという意味であり、他にも『V6』『V10』『V60』『V90』と種類があります。

ここまでのスピードクラスに関する内容をまとめると、以下のようになります。

スピードクラス UHS
スピードクラス
ビデオ
スピードクラス
90 MB/s V90
60 MB/s V60
30 MB/s U3 V30
10 MB/s U1 V10
6 MB/s V6
4 MB/s
2 MB/s

Sparkは、10 MB/s以上のmicroSDカード(※黄色の背景の規格)を選ぶ必要があります。

 

また、microSDカードには『Ⅰ』『Ⅱ』と表示があります。
これは最大転送速度を表しており、以下の内容になります。

UHS-Ⅰ 104MB/s(832Mbps)
UHS-Ⅱ 312MB/s(2496Mbps)

一般消費者向けのドローンにおいては『Ⅰ』で問題ありません
これらは見た目も異なり、『Ⅰ』は裏側の端子が1列、『Ⅱ』は端子が2列になっています。

 

アプリケーションパフォーマンスクラス

アプリケーションパフォーマンスクラスとは、アプリケーションの速度保証に関する表記で、スマートフォンやゲーム機に対応している証になります。
microSDカードでは、『A1』『A2』と表示されています。

この内容はドローンにあまり関係ありません。
アプリケーションパフォーマンスクラスの詳細を知りたい方は、こちらをご覧ください。
SDアソシエーション | アプリケーションパフォーマンスクラス

microSDカードの選び方

ここまでmicroSDカードの表記の意味を解説してきました。
つまり、ドローンのmicroSDカードで重要なポイントは、『書き込み速度』になります。

例え、Sparkでは最低速度10MB/sが推奨されていますが、それ以下のmicroSDカードに動画を保存すると、映像がカクカクしたり、画質悪くなったりします。

 

また、ドローンは最大フライト時間が決まっているため、1フライトで撮影できるデータの量を求めることができます。

Sparkは動画解像度FHD 30p/最大ビットレート24Mbpsとなっています。
つまり、1秒間に24メガビットのデータ量を転送しています。

これを8で割って(8bit = 1バイト)バイトに換算すると、3MB/s = 1秒間に3メガバイトのデータ転送速度です。
仮にSparkで16分(最大飛行時間)連続で動画撮影をした場合、約2.9GBの容量が必要になります。

24 Mbps × 960 秒(16分)= 23,040 Mbps
23,040 Mbps ÷8(バイト換算)=28,880 MB/s

3回分の撮影としても、16GBのmicroSDカードを購入しても十分です。

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以上、SparkのおすすめmicroSDカード、表記の意味、選び方などについて解説してきました。

さらに容量の大きいmicroSDカードをお求めの場合は、こちらのmicroSDカードがオススメです。

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