ファームウェアのアップデート内容

今回の「DJI RSC 2」のファームのアップデート内容は、以下の通りです。

1.特定条件下での、オートフォーカス機能の追加

「Sony A7SⅢ/A7C」と「マルチカメラ制御ケーブル（Type-C）」をセットで使用した際、録画制御機能、カメラパラメータ設定機能が追加されました。また、「互換性のあるSony E-マウントレンズ」をセットで使用した際のフォーカス電子制御機能とカメラ制御ボタン半押しによるオートフォーカス機能が追加されました。
「Nikon Z6Ⅱ/ Z7Ⅱ」と「マルチカメラ制御ケーブル(Type-C)」をセットで使用した際のシャッター/録画制御機能、カメラパラメータ設定機能が追加されました。また、「互換性のあるNIKKORレンズ」をセットで使用した際のフォーカス電子制御機能とカメラ制御ボタン半押しによるオートフォーカス機能が追加されました。
「Nikon D500」と「マルチカメラ制御ケーブル（Micro-USB）」をセットで使用した際のシャッター/録画制御機能、カメラパラメータ設定機能が追加されました。また、「互換性のあるNIKKORレンズ」とセットで使用した際のフォーカス電子制御機能とカメラ制御ボタン半押しによるオートフォーカス機能が追加されました。
「Panasonic S5」と「マルチカメラ制御ケーブル(Type-C)」をセットで使用した際のシャッター/録画制御機能、カメラパラメータ設定機能が追加されました。また、「互換性のあるL-マウントレンズ」とセットで使用した際のフォーカス電子制御機能とカメラ制御ボタン半押しによるオートフォーカス機能が追加されました。
「Panasonic BGH1」+「マルチカメラ制御ケーブル(Type-C)」で使用した際の録画制御機能、カメラパラメータ設定機能が追加されました。また、「互換性のあるMicro 4/3-マウントレンズ」とセットで使用した際のフォーカス電子制御機能とカメラ制御ボタン半押しによるオートフォーカス機能が追加されました。

2.特定条件下での、絞りパラメータ設定機能が追加

DJI Ronin アプリにて、「Olympus E-M1II」の絞りパラメータ設定機能が追加されました。

3.バッテリー残量表示機能の追加

電源OFF状態にて、電源ボタンの1回押しによるスクリーンのバッテリー残量表示機能が追加されました。

4.Focusモーター可動限界位置のキャリブレーション&解除機能が追加

Focusモーター可動限界位置のキャリブレーション&解除機能が追加されました。
※Advanced設定画面に入り、サイドホイールを回すことでFocusモーター可動限界位置のキャリブレーション/解除ができます。

5.カメラ制御ケーブル経由でのカメラパラメータ設定機能

RavenEye映像伝送システムにて、カメラ制御ケーブル経由でのカメラパラメータ設定機能が追加されました。

6.稼動時間の向上

RavenEye映像伝送システムの電源管理が最適化され、全体的な稼動時間が向上しました。

7.RavenEye映像伝送システムの接続方法がアップデート

RavenEye映像伝送システムの接続方法がアップデートしました。
※電源ボタンを6回押すことで、RavenEye映像伝送システムがパスワードレスの状態になります。ただし、モバイル端末とWi-Fi接続後、DJI Roninアプリ内で8桁のパスワードを設定する必要があります。

8.吊り下げモードが最適化

吊り下げモードが最適化され、モード切り替えの使用体験がアップデートしました。

9.特定条件下でのバグ修正

「Nikon Z5/D780/D5+Raven Eye映像伝送システム」を使用時した際の映像伝送画面が表示されない問題が修復されました。
「Panasonic GH5/GH5S/S1/S1H/G9」を使用した際、電源ONの状態でカメラ制御ケーブルの抜き差しした場合、低確率でカメラが制御できなくなってしまう問題が修復されました。
「Olympus E-M1II」を使用した際、電源ONの状態でカメラ制御ケーブルの抜き差しした場合、カメラの初期化が繰り返して行われる問題、およびAFモード下において写真を撮影できない問題が修復されました。
「Sigma FP」を使用した際、AFモード時にカメラ制御ボタンを長押ししても写真撮影ができない問題が修復されました。

「DJI Ronin」アプリの最新バージョンに関しては、こちらをご覧ください。

2020.12.01