バイオミミクリーの発想!翼を羽ばたかせる鳥型ドローンを開発 – EPFL
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2021年12月1日、スタンフォード大学のエンジニアのチームは、ハヤブサの足を模した機器を搭載した、木などの棒に止まれるドローン「Stereotyped Nature-Inspired Aerial Grasper(以下:SNAG)」を製造、発表しました。
「SNAG」は、通常のドローンのようにプロペラを回して飛行し、着陸の際には搭載された足を使って木に止まることができます。3Dプリンターで製造された足は、それぞれが独立した動きをすることができ、モーターと釣り糸は筋肉と腱の役割を担います。
実際に「SNAG」がフライト状態から木に止まる動画が公開されています。こちらをご覧ください。
この足の機能は、ドローンのバッテリー節約につながります。例えば、ドローンが救助任務や山火事の監視任務など行い、状況が変わってミッションの方向性を人間が話し合っている際、ドローンがバッテリーを節約する方法はホバリングしかありません。ドローンに足があれば、木に止まってバッテリーを節約できます。
「SNAG」の制作に関わったスタンフォード大学のWilliam Roderick(ウィリアム・ロデリック氏)は、次のように述べています。
「当初、SNAGは自然界を研究し、使用できるツールを作成することが目的でした。そして開発に至った鳥のように振る舞うドローンは、ドローンの新たな可能性を解き放つでしょう。」
生物の生態から学んだことを技術開発に活かすバイオミミクリーの発想は、「SNAG」だけではありません。これまでにも、様々な機能を持つドローンが誕生しています。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
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出典:Stanford News Service「Stanford engineers create perching bird-like robot」