2021年11月27日、株式会社アトラックラボ(本社:埼玉県入間郡三芳町藤久保16-37、代表取締役:伊豆智幸、以下:アトラックラボ)は、株式会社アームレスキュー(本社:埼玉県大里郡寄居町寄居1386-1、代表取締役:田中章、以下:アームレスキュー)と消防用無人資機材搬送ロボット「ARGシリーズ Model90-4WD(以下:ARG90-4WD)」の開発を発表しました。
今回、開発を発表した消防用無人資機材搬送ロボット「ARG90-4WD」は、機動性の高い小型の無人搬送車です。
令和3年7月3日に発生した静岡県熱海土砂災害により、流出した多くの土砂や瓦礫により消防車両等が近づけず、消防隊員の使用する各種救助資器材が現場に持ち込めない等の事案が発生しました。このような土砂風水害は年々増加傾向にあり消防隊員の活動障害になっています。
「ARG90-4WD」は、このような現場に各種救助器具、はしご、消防ホース、可搬式投光器をはじめとする消防資機材等を搬送する目的で開発されました。全長全幅900㎜、車体重量50kgと小型軽量ながら120Kgの積載能力を持ち、電動の四輪駆動で荒れた路面の走行が可能です。操作は、無線による現場での操作の他、GNSSを用いた自動搬送、LTE携帯電話回線を使った遠隔操作も可能としています。速度は約10㎞/hで走行し、山林火災時の資機材搬送等あらゆる災害に活用可能です。(以下画像参照)


また、アームレスキューでは搬送する資機材に合わせて荷台の様々なカスタマイズに対応しています。