DJIドローンが世界中の海洋プラスチック廃棄物のデータを収集、マッピング

DJIドローンが世界中の海洋プラスチック廃棄物のデータを収集、マッピング

2021年11月22日、海洋保護グループAnimaMundi Ocean Data Solutions(以下:AnimaMundi)は、ドローンシェアNo.1企業DJIとカタマランメーカーのLagoonと提携し、プラスチック廃棄物のマッピングを行い、データを収集することを発表しました。

AnimaMundiは、スイスのジュネーブを本拠地とする非営利団体であり、この計画を主導しています。

この提携に伴い、DJIはAnimaMundiへドローンを提供します。現在、海でのプラスチックゴミの問題は非常に深刻となっています。しかし、その膨大なゴミの数字を証明する方法は困難を極めています。ドローンを使用した調査で数字に説得力を生み、海のゴミを減らすための投資を加速させ、問題を解決するのが目的です。

また、Lagoonは世界のカタマランレースで船を操縦する船長とコミュニティ「Club Lagoon」に所属する会員にドローンでデータ収集する人を迎えるように依頼しています。

LagoonのブランドマネージャーであるThomas Gailly(トーマス・ゲイリー)氏は、次のように述べています。

「Club Lagoonの会員は、世界中で6,000隻以上の船を所有しており、カタマランレースなどを行っています。会員たちが環境保全のために、重要なデータを効率的に収集する活動に関われることを嬉しく思います。私たちは環境を尊重するという方針を持っており、このような活動に携われることを誇りに思います。」

現在、毎年生産される3億トンを超えるプラスチックのうち、少なくとも800万トンが海に流れ込んでいます。平均すると、1分毎に33,000本の使い捨てペットボトルが海に投棄されており、何百万もの海洋生物や環境を悪化させています。

しかし、その廃棄物がどのように海に流れているのか、規模はどれくらいなのか、どのような分布を示しているのか等を示す明確なデータはありません。

そこでAnimaMundiは、DJIのドローンとLagoonのカタマランホストの助けを借り、まずはデータを収集します。また、このデータ収集に伴いAnimaMundiは海のペットボトルの数を自動的に記録、カウント、キャプチャ、データ入力するソフトウェアを開発しました。収集されたデータは自動でAnimaMundiの持つサーバーに保存されます。

そして、データ収集が進むとAnimaMundiは、このゴミをどのように取り除くのが最適なのか、計画とそれを証明する情報をまとめていきます。AnimaMundiの創設者兼CEOであるMatt Cooper(マット・クーパー)氏は、膨大なゴミを海から取り除くには、正確な計画を練り、国や州、民間の企業や金融機関へ協力を依頼する必要があると考えています。

AnimaMundiの計画はシンプルではありますが、とても大きなものです。ドローンは世界中のプラスチック廃棄物をマッピングできるのか、今後の活動にも注目です。

出典:AnimaMundi「Launching our Partnership with Lagoon & DJI

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