2021年11月5日、フランスの大手ドローンメーカーParrot(パロット)は、同社の最新の産業用ドローン「ANAFI Ai」にて、世界で最も地図作成が難しいと言われている都市のひとつであるイタリアの都市ポジターノの3Dマッピングに成功したことを発表しました。
ポジターノは、イタリアのカンパニア州サレルノ県にある世界遺産になった都市です。アマルフィ海岸の西端にあたり、海岸沿い高低差のある美しい街が形成されています。
Parrotの「ANAFI Ai」は、この都市の100エーカーを3Dマッピングし、3D地図を作成しました。作成された3D地図は、約8億個の三角形によって生成されています。その様子に関しては、Parrotの公式YoouTubeチャンネルに投稿されたこちらの動画をご覧ください。
動画では、Parrotのこのプロジェクトの責任者であるErwan Renaudin(エルワン・ルノーディン)氏のインタビューも公開されています。
Erwan Renaudin氏によると、ポジターノの3D地図作成は困難を極めましたが、最終的にPix4Dmapper、Metashape、RealityCaptureという3つの異なるソフトウェアを使用することで、この3D地図は作成できたとのことです。