Wing、アメリカ合衆国の人口密度の高い都市でのドローン配達に本腰

Wing、アメリカ合衆国の人口密度の高い都市でのドローン配達に本腰

2021年10月20日、オーストラリアのクイーンズランド州のローガン・シティにてドローン配達を行っているWing(ウィング)は、アメリカ合衆国の人口密度の高い大都市圏でドローン配達が可能になる新たなモデルを発表しました。

Wingのローガン・シティでの活動は、こちらの記事をご覧ください。

アメリカ合衆国でのドローン配達は、Wingが提携しているショッピングストアWalgreens(以下:ウォルグリーン)と協力して行われます。該当するエリアは、ダラスフォートワースのフリスコ市とリトルエルム市です。

ウォルグリーンのコンテナ収納センターにある商品から、顧客へ飛ばす商品を別のミニ格納庫に収納し、そこを起点としてドローンが商品を届けることになります。

新たな配送モデルでは、注文が入るとウォルグリーンストアの従業員が注文を処理し、配達用ドローンに商品をセットします。商品がセットされると、Wingのパイロットが作業を引き継ぎ、指定された住所まで商品を届けます。

まさに「Store to Door(ストア トゥー ドア)」のデリバリーが実現します。

なお、このモデルはショッピングモールの駐車場、オープンスペース、さらに建物の屋上などからでも機能するように設計されているとのことです。今月、Wingはションピングセンターの屋上からドローン配達する様子公開しました。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

これまでアメリカ合衆国でのドローン配達は、人口の少ない小さな町での実験や運用に限られていました。しかし、Wingがオーストラリアで培った信頼性の高い配送技術により、人口密度の高い混雑したエリアでもドローン配達が可能であるとのことです。

なお、すでに6月から試験飛行を実施しており、今後数週間以内に本格的なデモンストレーションを実施、数ヶ月以内にはサービスの運用を開始する予定とのことです。

出典:Wing「Wing’s new model for drone delivery makes service possible in major U.S. metros

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