ドローンライトショーは素晴らしいパフォーマンスではありますが、ドローンが落下する危険もあります。
2021年10月1日、中国の河南省鄭州市でショッピングモールの記念日をお祝いして、約200台のドローンによるドローンライトショーが開催されました。
当初、ドローンライトショーに使用されたドローンは空を舞い、鮮やかに絵や文字を表現していました。しかし、2分程してからドローンはみるみるうちに墜落していき、周囲はパニックに陥りました。
目撃者が撮影したビデオでは、落下するドローンとパニックになる人々を確認することができます。
今回のドローンライトショーの主催者によると、同じ業界の競合他社がドローンライトショー開催中のドローンに干渉する電波を送信した可能性があるとして警察に問題を報告、現在調査中とのことです。
実際、類似する事故は起きています。2020年5月、中国の成都でドローンライトショーが開催されましたが、12機以上のドローンが墜落しました。その後の警察の調べにより、競合他社がドローンの行動を妨害する電波を送信し、意図的に事故を発生させたことが発覚しました。なお、妨害電波を送信した会社は、入札で負けた会社であったとのことです。
中国で増加するドローンライトショーの妨害、今後ドローンライトショーのセキュリティ対策は必須となっていくようです。