JAXA/D-NETプロトコルによる有人機・無人機連携の社会実装に向けて

JAXA/D-NETプロトコルによる有人機・無人機連携の社会実装に向けて

2021年9月30日、Terra Drone株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:徳重 徹、以下:Terra Drone)は、愛知県及び株式会社DSA(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:梅原 丈嗣)、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下:JAXA)協力の下、令和3年8月29日に開催予定だった「愛知県・小牧市総合防災訓練(以下:本防災訓練)(注1)」の場でD-NETプロトコル(注2)を活用した災害航空ヘリと無人機・ドローンが、災害時に同一の空域で安全に任務を遂行する為の技術の実証実験を行う予定でしたが、残念ながら緊急事態宣言の発令に伴い本防災訓練は中止となったことを発表しました。
※(注1)令和3年度の愛知県の防災訓練計画(案)2ページ
※(注2)災害救援航空機 情報共有ネットワーク(D-NET)

具体的には、JAXAが研究開発を進めている「災害救援航空機情報共有ネットワーク(D-NET)」と、Terra Droneの無人機運航管理システム「Terra UTM」を連携させて災害航空ヘリと無人機が相互に位置情報を共有した上で、県の災害対策本部から航行中の無人機に対して退避要求等を行い機体間の衝突回避や安全な空の救援活動を支援可能な技術であることを披露する予定でした。

無人機・有人機連携システム連接図は以下の通りです。

Terra DroneとJAXAは2018年から D-NETプロトコルによる無人機・有人機の連携技術に関する技術検証や、令和2年7月豪雨時における実災害の現場調査を連携して行ってきた経緯があります。(注3)
※(注3)Terra Drone、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から有人機・無人機連携の実証実験の支援業務を受注~愛媛県の原子力防災訓練に参加して災害情報収集用ドローンの実証実験を支援~

JAXAはこれまでの実績から、当該技術の一部について実用化に目処が立った判断し、2022年3月末までにTerraDroneへの技術移転の完了を目指して、準備を進めることを合意したとのことです。

出典:Terra Drone株式会社「JAXA/D-NETプロトコルによる有人機・無人機連携の社会実装に向けて 〜愛知県・小牧市総合防災訓練に向けた取り組みのご紹介〜

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