スペインはヨーロッパで最も人気のある夏季休暇を過ごす場所の一つであり、今年の夏は自動車に乗った観光客が9,120万台押し寄せることが予想されています。
当然、交通渋滞や交通事故が発生して問題になります。そこでスペイン警察は、昨年からドローンを使用した交通違反者の監視を開始しています。
スペインが運営する国の交通機関DireccionGeneral de Trafico(以下:DGT)によると、昨年は11機のドローンを使用していましたが、今年は39機に増やしたとこのとです。
各ドローンの最大飛行時間は40分、最高速度は80km/hであり、それぞれの監視エリアを迅速に飛び回ることができます。また、ドローンに搭載されているカメラは、2km離れた場所から交通違反者を特定することができます。
ちなみに、当然ですがドローンだけで監視をしているわけではありません。この時期には、780台のスピードレーダー、12機のヘリコプター、216台の固定カメラ、その他覆面パトカーなどが交通網を監視しているとのことです。
また、DGTのTwitterアカウントでは、交通事故の防止を呼びかけています。
DGTによると、最も多い交通違反は運転中の携帯電話の使用、またシートベルトをしていないことです。こういった運転手には、200ユーロの罰金が科せられています。