国産ドローンメーカーACSL、アジアDX等新規事業創造推進支援事業費補助金に採択

国産ドローンメーカーACSL、アジアDX等新規事業創造推進支援事業費補助金に採択

2021年8月4日、株式会社ACSL(本社:東京都江戸川区、代表取締役社長兼COO:鷲谷聡之、以下:ACSL)は、日本貿易振興機構(以下:JETRO)が募集する「アジアDX等新規事業創造推進支援事業費補助金(日印経済産業協力事業)(以下:本事業)」に採択されたことを発表しました。

本事業において、ACSLはインドのAerodyne Indiaを現地パートナーとし、ACSLが国内で開発する国産ドローンおよびその関連技術のインド国内への移転を推進していくとのことです。

ACSLは国産の産業用ドローンを開発しており、物流、インフラ点検、災害等、様々な分野で採用されています。また、ドローンの制御を担うフライトコントローラを自社で開発しており、セキュアで安心なドローンの社会実装を推進してきました。

ACSLは中期経営方針「ACSL Accelerate 2020」において、ASEAN等のアジア市場への進出を公表し、海外展開を積極的に推進しています。2021年5月には、インドにおいてAeroarc Private Limitedと共同出資の合弁会社ACSL India Private Limitedの設立を決議しました。

インドは、アジア諸国の中でも日本と同様にドローンにおけるサイバーセキュリティ上のリスクが指摘されており、インド国内においてドローン事業を展開する企業はインド資本が過半数であることが条件であるなど、ドローンの導入・活用方針が大きく見直されています。そうした中、インドは人口増に伴い将来的に世界第3位のドローン市場となると予測されていますが、その担い手が不足しているといった課題を抱えています。

連携先であるAerodyne Indiaは、アジアでNo.1のドローンサービスカンパニーに選出されたAerodyneグループのインド法人であり、ACSLはCVCを通じて出資をすることで連携を強化しています。

ACSLは本事業を通して、ドローン技術やノウハウをAerodyne Indiaに移転し、インド政府のデジタルプラットフォームを活用したビジネス展開を検証していくとのことです。

出典:株式会社ACSL「ACSL、アジアDX等新規事業創造推進支援事業費補助金に採択‐インドにおける産業用ドローン技術支援に係る実証事業を実施‐

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