2021年7月21日、株式会社エアロネクスト(東京都渋谷区、代表取締役CEO:田路圭輔、以下:エアロネクスト)と株式会社吉野家(東京都中央区、代表取締役社長:河村泰貴、以下:吉野家)は、ドローン配送の社会実装を進める山梨県小菅村でドローン配送100回の達成を記念し、7月21日に村民の皆様へ吉野家のキッチンカー「オレンジドリーム号」で盛り付けたできたての「空飛ぶ牛丼」を提供したことを発表しました。

この取り組みは、昨年11月にエアロネクストがドローン配送サービス導入による地域活性化と新スマート物流の社会実装に向けて連携協定を締結した小菅村で新スマート物流SkyHub(※1)の実装を進める中で、4月末に村民に向けて試験配送からスタートしたドローン配送の実施回数が7月1日に合計100回を達成したことを記念し、小菅村の村民に感謝の気持ちを込めて実施したものです。
※1 SkyHubとは、エアロネクストとセイノーホールディングス株式会社が共同で進める既存物流とドローン物流をつなぎこみ、地上と空のインフラが接続されることで、いつでもどこでもモノが届く新スマート物流の仕組みです。ドローン配送が組み込まれること、共同配送を実現する、オープンプラットフォームかつ標準化した仕組みであることが特徴です。SkyHubの導入は、物流改革という側面から人口減少、少子高齢化による労働者不足、特定過疎地の交通問題、医療問題、災害対策、物流弱者対策等、地域における社会課題の解決に貢献すると共に、住民の利便性や生活クオリティの向上による住民やコミュニティの満足度を引き上げることが可能になり、地域活性化を推進する上でも有意義です。
小菅村におけるドローン配送サービスについては、村民の皆様から告知方法や配送品目などサービス全体に対するフィードバックを頂きながら、現在までに当初の1地区1飛行ルートから宿泊施設の屋上を含む4地区5飛行ルートまで拡大し、さらに目視内飛行のみならず、目視外飛行も実現し、一日の配送頻度を格段に増やすと共に、オペレーション品質の向上など、細やかな改善を日々着実に重ねてきました。
今後も小菅村の村民の皆様と二人三脚で、エアロネクストの物流専用機体を標準モジュールとするドローン配送を組み込んだ新スマート物流SkyHubの開発と村の物流の課題解決に貢献するサービスモデルの実証と実装を進めていくとのことです。
実施概要
- 期間:2021年7月21日(水)
- 飛行区間:小菅村内の現在開通している5飛行ルート(※2)のうちの2地区4ルートを飛行
- 運搬物:吉野家の牛丼弁当
- 概要:
・橋立地区のドローンデポに駐車された吉野家のキッチンカー(オレンジドリーム号)で調理された牛丼弁当が専用ボックスに格納され、ドローンにセットされ、約15-20分間隔で離陸し、4ルートを計6回飛行し、村民の元まで届けられました。
・牛丼弁当は、熱々で牛丼のたれもこぼれず中身も偏らず高い配送品質で届き、村民の皆様に大変喜んで頂きました。
・山梨県小菅村舩木直美村長も駆けつけ、昨年11月の連携協定以降の歩みを振り返られながら、ドローン飛行を村民と共に見守り、牛丼を喜んで受け取られました。
・11時からスタートし、ドローン配送でお届けした16個を含む計150個の牛丼を村民の皆様にご提供し、15時頃に終了しました。 - 使用機体
エアロネクスト独自の機体構造設計技術4D GRAVITY®(※3)を搭載し、飛行部と荷物搭載部が分離した構造の、飛行性能、応答性能、着陸性能に優れた物流用途に特化した物流専用ドローン。本年3月19日に発表した株式会社⾃律制御システム研究所(ACSL)とエアロネクストの共同開発の最新の機体です。
※2 小菅村で現在開通している飛行ルート 4地区5ルートは以下の通りです。

※3 4D GRAVITY®は、飛行中の姿勢、状態、動作によらないモーターの回転数の均一化や機体の形状・構造に基づく揚力・抗力・機体重心のコントロールなどにより空力特性を最適化することで、安定性・効率性・機動性といった産業用ドローンの基本性能や物流専用ドローンの運搬性能を向上させるエアロネクストが開発した機体構造設計技術です。エアロネクストは、この技術を特許化して4D GRAVITY®特許ポートフォリオとして管理しています。4D GRAVITY®による基本性能の向上により、産業用ドローンの新たな市場、用途での利活用の可能性も広がります。
出典:株式会社エアロネクスト「ドローン配送の社会実装を進める山梨県小菅村でドローン配送100回達成記念 吉野家のできたて「牛丼」を小菅村の皆様へドローンで提供 〜一般の方が“空飛ぶ牛丼”を受け取るのは今回初〜」