イタリア軍がドローンを止めるマイクロ波レーザー銃をテスト- Drone Defence

イタリア軍がドローンを止めるマイクロ波レーザー銃をテスト- Drone Defence

2021年5月25日、イギリスのカウンタードローン会社Drone Defence(ドローンディフェンス)は、イタリア軍が同社の新たなアンチドローン銃をテストしていることを発表しました。

イタリア軍がテストしているアンチドローン銃は、敵のドローンに対してマイクロ波のレーザーを撃ち込むものです。このレーザーを撃ち込まれたドローンは、その場でフライトを停止します。

イタリアの空軍によると、破壊を目的とする攻撃用ドローンの技術は急速に進歩し続けています。実際、イタリア空軍は南部のアメンドーラ空軍基地にて、攻撃用ドローンの研究を行っています。来年の10月には、北米条約機構のパートナーと合流し、サルデーニャのサルトディキラ射撃場にて実証実験を行う予定です。

イタリアの軍事部門では、それぞれがドローン技術の開発に積極的です。とある部隊では、疑わしいドローンを適切に特定するため、より強力なアルゴリズム、パッシブ方式のレーダー研究にアプローチしています。パッシブ方式のレーダーでは、無数の電波(テレビ、ラジオ、携帯電話など)を使用して、ドローンが通過した情報を確認します。

これらの新たな技術が誕生するまで、イタリア軍では無線の周波数とGPSに妨害することで違法なドローンを止めています。ドローンを止められなかった場合、ドローンの攻撃により街が空爆される可能性もあるとのことです。

現在、カウンタードローン技術は軍事用途だけでなく、急速に発展する一般消費者向けドローンにも使用されています。違法な一般消費者向けドローンに対処する研究も進んでおり、今後は空港や都市の空域の保護などに利用されていきます。

出典:Drone Defence「Italian Air Force eyes microwaves and lasers to defeat drones

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