米スーパーマーケットチェーンKroger、ドローンによる食料品の試験配達

米スーパーマーケットチェーンKroger、ドローンによる食料品の試験配達

1883年に設立されたアメリカ合衆国のスーパーマーケットチェーンKroger(クローガー)は、ドローンによる食料品の試験配達を開始したことを発表しました。

このドローン配達は、同社発祥の地であるオハイオ州シンシナティで試験運用がされており、この夏にはカリフォルニア州での運用も計画されています。

同社のドローンは、最大5ポンドまでの荷物を運ぶことができ、注文後15分以内に配達します。

注文された商品は、顧客の登録している自宅の住所または現在の携帯電話の位置情報を取得し、そこに配達することができます。つまり、自宅での利用だけでなく、キャンプやピクニックをしている公園などの場所にも配達することが可能です。

Krogerのドローン配達の担当であるJody Kalmbach(ジョディカルム・バッハ)氏は、次のように述べています。

「ドローン配達の取り組みは、私たちスーパーマーケットの運営者と顧客にとって重要なステップです。ドローンという最新の費用対効果の高い技術を活用することで、顧客に新たな利便性を提供できます。私たちはこの技術を他の店舗にも拡大していき、顧客に喜んでもらえることに興奮しています。また、Krogerは2020年度には、eコマースビジネスにおいて100億ドル以上の売り上げを達成しました。Krogerのドローンパイロットには、柔軟な対応力と迅速な判断力が求められています。」

Krogerのライバル社でもあるWalmart(ウォルマート)もドローンの運用を始めています。

今後、スーパーは買い物に行く場所ではなく、注文した商品を指定の場所まで届けてくれるお店になるのかもしれません。

出典:Kroger

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