サウジアラビアの企業、トルコの戦闘用ドローン「Karayel-SU」の生産開始

サウジアラビアの企業、トルコの戦闘用ドローン「Karayel-SU」の生産開始

サウジアラビアの製造会社であるIntra Defense Technologies(IDT)とAdvanced Electronics Company(AEC)は、トルコのドローンメーカーVESTELとのライセンス契約に基づき、戦闘用ドローン「Karayel-SU」を製造しています。

このニュースは、サウジアラビアがトルコの戦闘用ドローンを購入しようとしているということを、トルコのRecep Tayyip Erdogan(レジェップ・タイップ・エルドアン)大統領が発表した後、公表されました。大統領によると、サウジアラビアにはトルコの戦闘用ドローンの需要があるとのことです。

サウジアラビアとトルコの取引は、2017年にドバイで開催されたドローンの展覧会になります。この時、サウジアラビア政府はトルコのドローンを購入し、製造元であるVESTELと共同生産したい旨を伝えたといいます。そして、両者は協力し、現在に至ります。

トルコの軍事アナリストであるAnil Sahin(アニル・サヒン)氏によると、共同生産の契約では40機の「Karayel-SU」が対象となっており、トルコの旗ではなくサウジアラビアの旗を側面に掲げるとのことです。そして、サウジアラビアがトルコのライバルでもあるギリシャに協力しているにもかかわらず、この取引は進んでいるとのことです。

Vestelの戦闘用ドローン「Karayel-SU」は、トルコ軍のために開発された監視、偵察、武装を主とするドローンです。2013年に導入され、翌年の4月30日に初飛行が行われました。最大積載重量は630kgで、8時間飛行することができます。弾薬がない場合は20時間のフライトも可能です。最高速度は80ノットに及びます。

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