ベルギーのアントワープ港、世界初の海港向けUTMシステム運用にUnifly選択

ベルギーのアントワープ港、世界初の海港向けUTMシステム運用にUnifly選択

ベルギーのアントワープ港は、空域の安全性を向上させるため、UTM(Unmanned Aerial System Traffic Management)プロバイダーにUnifly社を選択したことを発表しました。これにより、世界初の海港向けUTMシステムの運用が実現します。

アントワープ港は、今年2月には港付近の監視のために自律飛行型ドローンの試験運用をしていました。ドローンを使用することで、通常行われている監視任務の効率が改善、長期的なコスト削減が見込まれ、港の安全は守られます。

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なお、使用されているドローンはDrone Matrix社のものです。Drone Matrix社はベルギーのリンブルグ州と政府から資金援助を受けています。

そして今回、使用されるソフトウェアがUnifly社に決まりました。UTMシステムを使用することで、ドローンが同じ空域に複数機飛行していても、それぞれの機体が安全かつ効率的に運用できるようになります。

UniflyのUTMシステムは、すでにベルギー、カナダ、ドイツなどのいたる地域で運用されており、確かな実績がありました。また、先日の試験運用でもUniflyのUTMシステムが使用されており、過去数年に渡って協力関係にあったとのことです。

UniflyのCEOであるLeon van de Pas(レオン・ヴァン・デ・パス)氏は、次のように述べています。

「私たちは、アントワープ港と強力なパートナーシップを結んだことを誇りに思っています。私たちとアントワープ港は、UTMシステム、革新的な技術を実用していくことの重要性を高く評価しています。今後、運用が実用化すればアントワープ港はイノベーションの世界的リーダーであることが実証されるでしょう。この世界初の海港向けUTMシステムは、アントワープ港との密接なパートナーシップがなければ実現しなかったでしょう。」

出典:Port of Antwerp

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