潜在的な岩盤崩壊を調査するためドローンを使用 – スイス連邦鉄道

潜在的な岩盤崩壊を調査するためドローンを使用 – スイス連邦鉄道

スイス連邦鉄道(SBB)は、定期的なメンテナンス作業の一環として、潜在的な岩盤崩壊を調査するためにドローンを使用しています。

岩盤調査に使用されているのは、Drone Harmonyのソフトウェアプラットフォームと、スイス連邦鉄道内のドローンとパイロットです。スイス連邦鉄道では多くの日常業務にドローンを使用しているため、100人以上の特別に訓練されたドローンパイロットが存在しており、80機以上の高性能なドローンがあります。

従来、岩盤調査では現場に専門家が降りての調査、またヘリコプターによる調査をしていました。しかし、この方法は危険を伴っており、多くの費用も必要でした。

そこでスイス連邦鉄道はドローンの使用を開始しました。ドローンは山腹全体をスキャンして問題を検出します。ドローンによって作成されるマップは、ディスプレイスメントマップです。山の変位領域の数を追跡し、それらを黄色で色付けし、変位のない領域では濃い紫色にします。これにより、崩壊する可能性のある岩盤の近くに人を送ることも、列車を走らせることもなくなります。

スイス連邦鉄道のエンジニアであるNicolas Ackermann(ニコラス・アッカーマン)氏は、次のように述べています。

「まず、ドローンを使用してデータを収集することは困難でした。フライトプランを自動に実行できるソフトウェアはなく、山の傾斜は標準的な地形と異なっており、通常のソフトウェアでの検出はできませんでした。Drone Harmonyのシンプルで視覚的なソフトウェアは、非常に優れています。クラウドとWebアプリを利用した地形データ処理も気に入っています。」

出典元:Drone Harmony「How Swiss Federal Railways (SBB) Plans to Use Hill Scan, Drone Harmony’s Newest Technology

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