EHang、EUの医療用エアモビリティ運用プロジェクト「SAFIR-Med」に選出

EHang、EUの医療用エアモビリティ運用プロジェクト「SAFIR-Med」に選出

2021年2月5日、世界をリードする中国の自律型航空機(AAV)テクノロジープラットフォーム企業EHang Holdings Limited(以下:EHang)は、欧州連合(EU)が支援するSAFIR-Medプロジェクトのパートナーに選ばれました。

SAFIR-Medプロジェクトは、「Safe and Flexible Integration of Advanced U-Space Services for Medical Air Mobility」の略であり、EU全体で医療業界におけるドローン利用を促進するプロジェクトになります。このプロジェクトでは、すべてのEU市民がドローンによる医療を利用できることを目的としています。

SAFIR-Medプロジェクトでは、8ヵ国から17のメンバーが選出されており、欧州航空安全機関(EASA)や赤十字を含む8つ団体が諮問委員会のメンバーになり、プロジェクトをサポートしています。このプロジェクトでは、2年以内に安全に運用できるU-Spaceサービスを運営することを目的としています。

EHangは同社の主力製品である2人乗り用の空飛ぶクルマ「EHang216」とその他AAVを使用して、都市環境での医薬品配送をします。デモンストレーションは、ベルギーのアントワープ、ドイツのアーヘン、オランダのヘールレン、マーストリヒトにて、各病院の医療スペース、医療提供者と協力して行われます。また、デモンストレーションに当たり、ベルギーにある目視外飛行(BVLOS)のテスト施設で実験を行います。

EHangは、これまでに培ってきた専門知識と豊富な経験を活かして、パフォーマンス評価とレポートの作成を支援します。これにより、U-Spaceサービスのアーキテクチャが改善され、航空交通管制(ATC)とU-Spaceサービス間の運用手順、メカニズムが提案されていく予定です。

EHangにとってSAFIR-Medプロジェクトへの参加は重要なマイルストーンのひとつです。EHangはパリで開始されたRe.Invent Air Mobility(リ・イベント エアモビリティ)nお主要メンバーにも選出されており、欧州での活躍が期待されています。

出典元:EHang Holdings Limited「EHang to Demonstrate Medical Air Mobility via Participation in EU-supported SAFIR-Med Project

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