ロシアのHover、地上を走り、空飛ぶクルマのプロトタイプ映像を公開

ロシアのHover、地上を走り、空飛ぶクルマのプロトタイプ映像を公開

ロシアのモスクワを拠点とするエアモビリティの製造販売会社Hover(ホバー)は、新たなエアモビリティの最新情報を同社の公式YouTubeチャンネルに公開しました。

Hoverは2016年に立ち上げられた会社です。現在では、一人乗り用の空飛ぶバイクHoverbike「S3 2019」、空飛ぶクルマである「Urban Air Mobility(UAM)」、荷物を運ぶドローン「Hover cargo」の3種類の製品をメインとしています。

この新たなエアモビリティのプロトタイプは、空を飛ぶことも、地上を走ることもできます。基本的にエアモビリティはエアポートを必要としますが、このプロトタイプは駐車場やガレージといった場所に駐車が可能です。エアモビリティを個人所有する時代が来るとすれば、このタイプになるかもしれません。

Hoverの公開したエアモビリティのプロトタイプの動画はこちらになります。

動画を見ると、まだ製品化には遠いという印象を受けます。4つのホイールは搭載されていますが、これで地上を軽快に走るのは不可能でしょう。ただし、駐車だけであれば十分可能です。同社によると、このプロトタイプは2023年から2025年には安定して空を飛べるようにしていくとのことです。

また、同社はプロトタイプの飛行テストについて、次のように述べています。

「私たちの空飛ぶクルマの概念は、ヘリコプターや飛行機ではありません。車両とヘリコプターの長所を兼ね備えたマシンです。そのため、車両がヘリコプターと航空機の両方の役割を担う独自のシステムを開発しています。このシステムは完全にシステムによって運営され、人の手を介しません。5Gネットワークを介したドローンの制御システムが安全性を監視しており、翼が故障した場合には車両と乗組員を救うためのパラシュート機能が起動します。」

出典元:Hover公式ホームページ

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