EHangが欧州連合のAMU-LEDプロジェクトに参加、空飛ぶクルマの実証実験

EHangが欧州連合のAMU-LEDプロジェクトに参加、空飛ぶクルマの実証実験

2021年1月21日、世界をリードする中国の自律型航空機(AAV)テクノロジープラットフォーム企業EHang Holdings Limited(以下:EHang)は、ヨーロッパ最大のアーバンエアモビリティ(UAM)のデモンストレーションを行う「Air Mobility Urban – Large Experimental Demonstration (以下:AMU-LED)」プロジェクトのメンバーに選ばれました。

AMU-LEDプロジェクトは、欧州連合によって開始されたコンソーシアムです。メンバーには、EHangをはじめ、Airbus (エアバス)、Boeing(ボーイング)などの世界の17の著名な企業や機関が含まれています。

EHangは、スペイン、イギリス、オランダの3カ国で2人乗りのAAVである「Ehang 216」の試運転を行います。

AMU-LEDプロジェクトは、SESAR(Single European Sky ATM Research)共同事業に組み込まれた、欧州連合のプロジェクトです。企業や機関が様々な空飛ぶクルマの試験運転を繰り返し、その技術を統合することを最終目標としています。

EHangは、AMU-LEDプロジェクトを通じて、EASA(European Aviation Safety Agency)やEURO CONTROLなどの欧州の規制を取り決める機関とのやり取りを強化していく予定です。ヨーロッパでのUAMの方針や基準の策定に協力し、最終的に空飛ぶクルマの社会実装を目指しています。

EHangは、グローバルな商品化に成功した世界初の上場UAM企業として、欧州市場に注目していました。すでにEHangは、同社の設定したヨーロッパでのUAM事業における複数のマイルストーンを達成しています。2020年、ノルウェーとオーストリアの民間航空当局から「Ehang216」の飛行許可を取得しています。今後も、加速するEHangの欧州市場での活躍に注目です。

出典元:EHang Holdings Limited「EHang Joins European Union’s AMU-LED Project to Demonstrate Urban Air Mobility

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