2021年1月22日、IP経営を実践する次世代ドローンの研究開発型テクノロジースタートアップである株式会社エアロネクスト(以下、エアロネクスト)は、セイノーホールディングス株式会社(以下、セイノーHD)と新スマート物流の事業化に関する業務提携契約を締結したことを発表しました。
セイノーHDは、2020年3月期中期経営方針にて「Connecting our values~すべてはお客様の繁栄のために~」を標榜とし、社会インフラとしての環境・産業・生活への貢献、効率化、質の向上につながるオープン・パブリック・プラットフォームの構築を重要視し、物流のDX(デジタル・トランスフォーメーション)化による生産・在庫・配送の最適化、自動化、無人化によりスマートサプライチェーンを実現させることをグループの全体戦略として、ラストワンマイル領域においても物流弱者対策、貧困家庭対策等の社会課題解決型ソリューションの構築を積極的に推進しています。
また、エアロネクストは空が地上と同じように巨大な経済圏となり、社会インフラとなる未来を見据え、ドローンが人々の生活になくてはならない、また社会課題を解決する上で不可欠なデバイスになるものと認識し、機体の信頼性を高め、社会実装に必要不可欠な安心・安全を確保できる独自のテクノロジーを活用した空の社会インフラ構築を目指し取り組んでおり、機体のみならずドローン配送サービスを主事業とする戦略子会社「株式会社 NEXT DELIVERY」を今年1月に設立したばかりです。
両社は、相互の理念と考えを共有し、セイノーHDの幹線ならびにラストワンマイルの物流における日本を代表する実績とネットワーク、さらには物流DXによる物流サービスのユニバーサル化と最適化における豊富な知見とプロジェクト推進力、エアロネクストの独自技術と知的財産を土台にした機体を含む包括的なドローン配送サービス構築の開発力と実践力を組み合わせ、業務提携契約を締結し、相互に協力し、既存物流とドローン物流を連結・融合させた新スマート物流サービスを確立していくとのことです。
その一環として、スマートサプライチェーン「SkyHub(スカイハブ)」の共同開発しています。先立って昨年11月には、エアロネクストがドローン配送サービス導入による地域活性化と新スマート物流の社会実装に向けて連携協定を締結した山梨県小菅村で本サービスモデルの実証と実装に向けプロジェクトをスタートしました。
今後、両社は速やかにサービスエリアを拡大し、全国に展開することを目指すとのことです。
出典元:「セイノーHDと無在庫、無人化を実現する新スマート物流の事業化に向け業務提携 ~既存物流とドローン物流を連結・融合するスマートサプライチェーン“SkyHubTM”を共同開発~」