2021年1月11日、フランスのドローンメーカーParrot(パロット)は、フランス陸軍に物資を供給するサプライヤーであるFrench Defense Procurement Agency(DGA)に、同社の軍事用ドローン「ANAFI USA」が選出されたことを公式ブログで発表しました。
「ANAFI USA」は、昨年にはスイス陸軍のサプライヤーの目に留まり、採用されています。
スイス陸軍、フランス陸軍に同社のドローンが選出された理由は、その性能にあります。「ANAFI USA」は堅牢なセキュリティ性能を誇り、搭載されているカメラは32倍ズームを備えています。このカメラでは、最大1.2マイル離れた場所から人を検出することも可能です。また、ドローンはわずか55秒でフライトでき、最大32分間の長時間フライトを実現します。加えて、毎秒最大15メートルの雨や風の中を飛ぶこともでき、暗視カメラによって夜間にも使用できます。その他、様々な優れた性能を誇るドローンです。
Parrotの創設者兼CEOのHenri Seydoux(アンリ・セイドゥックス)氏は、次のように述べています。
「ANAFI USA」は、元々は米国政府のMade In USAニーズに合わせて制作されたドローンです。しかし、その性能が優れていたため、米国だけでなく他の国でも使用されています。ドローンは米国にて、中国製以外の部品を使用して製造されています。様々な国に採用されているドローンです、今後名前が変わっていくかもしれません。
出典元:Parrot公式ブログ「Parrot chosen by the French Defense Procurement Agency (DGA) for the supply of micro-drones with ANAFI USA」