韓国のドローン会社PABLO AIR、本土から島への50マイルの配達完了

韓国のドローン会社PABLO AIR、本土から島への50マイルの配達完了

2020年11月末、韓国のドローン会社PABLO AIR(パブロ エアー)は、50マイル(約80km)のドローンの配達に成功しました。このフライトテストでは、2機のドローンが韓国本土から近隣の島々に日用品、医療品を届けました。

このフライトテスト成功は、韓国のKBSニュースがYouTubeにも取り上げています。こちらをご覧ください。

今回のフライトテストでは、飛行中のドローンはLTE接続を介して正常に作動しているか監視されました。また、運輸省の代表者もテストに参加し、結果を見届けました。

PABLO AIRのCEOであるKim Young-jun(キム・ヨンジュン)氏は、次のように述べています。

「現在、ドローンで荷物が配達される時代が近づいています。このドローンの革新的な技術は、配送のあり方を大きく変え、ユーザーに快適さや利便性を提供します。2021年の海外市場参入に向け、私たちは比類なき技術を得なければなりません。今後数年で、世界中の様々な流通会社と連携していく予定です。」

今回のPABLO AIRのフライトテストは、来年実施予定のものでした。同社はドローン配達の実用化に向け、着実に邁進しているようです。

 

2018年に設立されて以来、PABLO AIRはドローンのハードウェア、ソフトウェアの開発をしてきました。韓国ではじめてドローンの長距離配送を成功させた会社であり、韓国ドローン業界におけるリーディングカンパニーとなっています。

また、ドローンの長距離配達だけでなく、ドローンライトショーにも力を入れています。ドローンライトショーの映像に関しては、2019年のこちらの動画をご覧ください。

今後の韓国のドローン配達事情はどうなるのか、PABLO AIRの活躍に期待が集まります。

出典元:CISION PR Newswire「PABLO AIR succeeds in simultaneous delivery using two drones in a 50-mile circular flight

ニュースの最新記事