メキシコの都市が犯罪抑制にドローンを導入、犯罪発生率を42%低下

メキシコの都市が犯罪抑制にドローンを導入、犯罪発生率を42%低下

メキシコのメヒコ州シウダー・ロペス・マテオス市では、犯罪を抑制するため、2年前にドローンを導入しました。そして2年後、犯罪発生率が42%低下したことが分かりました。

2年前、Ruth Olvera Nieto(ルース・オルベラ・ニエト)市長は、市民が安全に過ごせる街にするため、ドローンによる監視プログラムを開始しました。ドローンは空から街の様子を監視し、時には発生した犯罪者を捕まえる目の役割も担いました。

また、新型コロナウイルスが蔓延した際には、ドローンはメガホンを搭載し、市民に安全を訴える役割も果たしました。ドローンは人工が密集するショッピングモールや市場、病院周辺で新型コロナウイルスの対策を呼びかけました。

使用されているドローンの最大飛行時間は2時間で、最大500メートル上空まで飛行できます。ズームカメラ、サーマルカメラを搭載しているため、昼夜問わずに上空から人々を監視することができます。

ドローンを導入しているのは、シウダー・ロペス・マテオス市だけではありません。同じくメヒコ州にあるメテペック自治体も2年前から犯罪抑制のためにドローンを使用しています。

メテペック自治体の代表であるGabriela Gamboa Sánchez(ガブリエラ・ガンボア・サンチェス)氏は、住民が住みやすい街にするべく、ドローンの導入を決定しました。また、ドローンが撮影できない建物の死角などにも監視カメラを設置し、犯罪発生率が8%低下しました。

Gabriela Gamboa Sánchez氏は、次のように述べています。

「私たちは革新的な技術を街の運営に用いることで、いい結果を出すことができました。今後も街に住む人々、街に訪れる人々の安全のために、これらの技術を使用していきます。私たちは、住民の声に耳を傾け、解決していく政府です。」

出典元:CISION PR Newswire「Drones En Atizapán de Zaragoza disminuyen el índice delictivo 42%

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