「Skydio X2D」、米国国防総省の組織DIUのプロジェクトに採用
2020年8月20日、アメリカ合衆国に本拠地を置く世界的な自動飛行ドローンメーカーSkydioは、同社の「Skydio X2D」が米国国防総省の組織「Defense Innovation Unit(DIU)」のプロジェクト「Blue sUA […]

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アメリカ合衆国のドローンメーカーVantage Roboticsは、同社が「ミリタリーグレード」と表現している軍事用偵察ドローン「Vesper」の一般販売を開始することを発表しました。
「Vesper」は、米国国防総省の組織「Defense Innovation Unit(DIU)」のプロジェクト「Blue sUAS」に採用されているドローンのひとつです。なお、このプロジェクトでは5つのドローンが採用されています。
2020年8月20日、アメリカ合衆国に本拠地を置く世界的な自動飛行ドローンメーカーSkydioは、同社の「Skydio X2D」が米国国防総省の組織「Defense Innovation Unit(DIU)」のプロジェクト「Blue sUA […]
「Vesper」は軍事用偵察ドローンということもあり、その性能は一般消費者向けドローンと比較すると歴然の差があります。
まず、ドローンが梱包されているケースは、最大90kgの力に耐える設計がされています。もちろん、ケースだけでなくドローンも頑丈です。「Vesper」はIP56の防塵防水性能を備えており、雨の日でも難なく飛ばせます。
「Vesper」のペイロードには、暗視4Kカラーカメラ、工業用赤外線カメラが搭載されています。もちろん、ズーム性能も備わっているため、遠くからでも対象を捕捉できます。つまり、どのような状況下でも確実に対象を捕捉できる目を持っています。
また、「Vesper」は偵察用ドローンということもあり、ノイズにはかなり気を配った設計がされています。25mの距離であれば37dBaのノイズとなり、これは「ほとんどの環境で検出閾値を下回っている」と見なされます。
加えて、最大フライト距離は3マイル(約4.8km)ですが、最大50分間のフライトが可能です。更に、軍事用ドローンということもあり、ハッキングに強い堅牢なシステムが搭載されています。
最後に、気になるお値段ですが、7,700USD(約80万円)〜となっています。
軍事用偵察ドローンを一般消費者に向けて販売することに、どのような意図があるのか定かではありません。しかし、今年9月には同じくプロジェクト「Blue sUAS」に採用されたTealの「Golden Eagle」の販売も開始されました。今後も軍事用ドローンが一般販売される流れは続くかもしれません。
アメリカ合衆国ユタ州に本拠地を置くドローンメーカーTealは、政府機関・軍事向けドローン「Golden Eagle(ゴールデン・イーグル)」をリリースしました。 Golden Eagleは、短距離偵察に特化したドローンです。最大飛行時間は5 […]