英国国防省の群れで活動する神風ドローン、今後半年以内に稼働開始

英国国防省の群れで活動する神風ドローン、今後半年以内に稼働開始

2020年11月22日、イギリスのドローン会社Blue Bear Systems Research Ltd(以下、BlueBear)によると、英国国防省(MOD)の戦闘用ドローンは半年以内に稼働する可能性があるとのことです。また、同社は新たに20機の戦闘用ドローンの制作を依頼されているとのことです。

ここ数年、イギリスでは群れで活動できる戦闘用ドローンの開発に専念していました。群れで飛行し、敵情をライブ映像で偵察、地上の兵士に映像を提供するドローンです。

また、それぞれのドローンが神風特攻隊のように攻撃も爆撃もできるようになることが期待されています。

英国国防省は、すでに開発費530万ドルをBlueBearに投資しており、開発は佳境に入っています。

BlueBearのマネージメントディレクターであるIan Williams-Wynn(イアン・ウィリアムズ-ウィン)氏は、Telegraphへのインタビューに次のように述べています。

「ロシアは、クリミア自治共和国をめぐる問題で戦闘用のドローンを使用して大きな戦果を上げました。そして、最近ではナゴルノ・カラバフ戦争にて、戦闘用のドローンが活躍しています。ドローンは効果的で壊滅的な戦果をあげることができます。」

ドローンのテストフライトは、イギリスのカンブリア州カーライル市にあるRaf Spadeadam training centerで行われています。このドローンのトレーニングセンターは、大々的にドローンのフライトが試せるヨーロッパ唯一の施設です。

ドローンが群れで飛ぶ技術に関しては、ドローンライトショーでも使用されています。最近では、新型コロナウイルスの影響で塞ぎがちである人々の精神を鼓舞するため、医療スタッフに感謝を示すメッセージを届けるために使用されました。ドローンの群れは感動を与えていますが、今後は恐怖を与える群れも登場していくでしょう。

出典元:Express. Home of the Daily and Sunday Express「Drone SWARMS carrying weapons will be ready in six months – ‘Devastatingly effective’

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