ダーツを打ち込むドローンが開発!危険エリアのマッピングなどに役立つ

ダーツを打ち込むドローンが開発!危険エリアのマッピングなどに役立つ

イギリスの研究者がダーツを打ち込むドローンを開発しました。ダーツにはワイヤレスのセンサーが搭載されており、マーキングや情報収集の役割を果たします。

研究者によると、ドローンによって撃ち込まれたダーツの位置情報をネットワークで繋ぐことができ、危険エリアなどのマッピングを行えるとのことです。

ダーツは最大4メートルの距離から放つことができ、木材などに柔らかいものであれば、突き刺す程の威力があります。また、精度は誤差10cm程度になります。その様子がYouTubeで公開されています。こちらをご覧ください。

現状、ドローンはダーツを発射していますが、その他のもの(接着剤、磁石など)に変更可能とのことです。また、現状ではドローンが手動で操縦されていますが、今後はソフトウェアを使用して自動操縦に切り替えていくとのことです。加えて、ドローンが自動でマーキング地点を判断するシステムを搭載していく予定とのことです。自律飛行するドローンが自動で矢を放ち、情報収集する未来はそう遠くないかもしれません。

また、アメリカ合衆国ミシガン州のミシガン大学では、研究者がドローンにネイルガン(釘などを材料に打ち込む工具)を装備させ、高所の建設労働者の代わりができるように研究しています。

基本的に高所作業には危険が伴うため、ドローンが人間の代わりを担いつつあります。例えば、ビル窓の清掃においては既にドローンが実用化されています。こちらの動画をご覧ください。

また、同じような使用方法で高層消防用ドローンも開発されています。今後も、ドローンの新たな使用方法に注目です。

出典元:IEEE SPECTRUM「Dart-Shooting Drone Attacks Trees for Science

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