ドローン物流とロボットによる遠隔医療の離島モデルを構築 – 長崎県五島市

ドローン物流とロボットによる遠隔医療の離島モデルを構築 – 長崎県五島市

五島スマートアイランド推進実証調査協議会は、国土交通省スマートアイランド推進実証調査業務の一環として、ドローン物流による処方薬等の輸送、アバターロボットやタブレット等を患者と医師間のコミュニケーショ ンツールとして活用した、オンライン遠隔医療の離島モデルを構築し、令和2年10月5日から嵯峨島出張診療所でのオンライン診療およびオンライン服薬指導の提供を開始しました。この遠隔医療実施体制は令和3年2月14日まで実施する予定としており、一部の期間においてドローンによる処方薬等の輸送体制を提供する予定です。

なお、このモデル構築には、長崎大学 大学院 医歯薬学総合研究科、ANAホールディングス株式会社、株式会社NTTドコモ九州支社、五島市、avatarin株式会社、株式会社自律制御システム研究所、メトロウェザー株式会社、NTTコミュニケーションズ株式会社、嵯峨島小中学校保健室、桜町調剤薬局三井楽店、あおぞら薬局、ニック調剤薬局ごとう店が関わっています。

このモデルでは、初診・再診問わず患者が嵯峨島出張診療所を訪れ、三井楽診療所の医師および五島中央病院に勤務する一部の医師のオンライン診療を毎週月曜日から金曜日の日中の指定した時間帯に受けることが可能になります。また、院外処方を利用し、幅広い薬の選択肢の中から処方し、オンライン服薬指導を介して島を出ずに処方薬を受け取ることを可能とします。ドローン物流においては、昨年五島市福江島から赤島、黄島へ計20日間実施した取り組みをさらに発展させる予定です。

また、上記の遠隔医療と同時に、五島市立嵯峨島小中学校の保健室から同校学校医である三井楽診療所の医師にタブレット端末のテレビ電話を介して児童の健康について相談するオンライン受診相談をする体制を構築し、同期間中に実証を行います。

上記モデルのフローは以下の通りです。

このモデル構築を通して、医療資源の限られた僻地・離島部等の地域住民の生活を支える新しい医療インフラを構築するために活用していくとのことです。

出典元:株式会社自律制御システム研究所 公式ホームページ「長崎県五島市でドローン物流とアバターロボット等を活用した遠隔医療の離島モデルを構築、患者の受け入れを開始しました

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