殺人犯の籠るモーテルにドローンが侵入、降伏の一部始終を記録

殺人犯の籠るモーテルにドローンが侵入、降伏の一部始終を記録

ドローンは危険を伴う侵入を強いられた警察官に取って欠かせないツールになる可能性があります。

アメリカ合衆国ジョージア州アトランタにて、逃亡中の殺人犯がモーテルに籠りました。もちろん警察官は殺人犯を逮捕する必要がありますが、リスクは最小限に抑える必要があります。不用意に侵入した場合、犯人は銃を取り出し、銃撃戦が起こる可能性があります。

そこでアトランタ警察は、ドローンをモーテル内に侵入させました。その時の一部始終がTwitterにて公開されています。こちらをご覧ください。

ビデオを見てもらえれば分かりますが、ドアから侵入したドローンは犯人を補足、殺人犯は両手を上げて無抵抗であることを伝えます。結果、争いなくThomas Jefferson Byrd(トーマス・ジェファーソン・バード)氏を殺害したAntonio Demetrice Rhynes(アントニオ・デメトリス・ラインズ)氏は逮捕されました。

ちなみに、ここで使用されているドローンは、DJIの産業機である「Mavic 2 Enterprise」です。カスタムにて、ライトとスピーカーが搭載されています。

DJIの産業用ドローンのディレクターであるRomeo Durscher(ロメオ・ダーシャー)氏は、今回の件に関して次のように述べています。

「このビデオから分かるドローンの利点は、ドローンが容疑者の状態を監視でき、尚且つ映像を保存できる点です。逮捕に至るまでの瞬間を映像に保存できるため透明性は高まりますし、犯人が武装しているか否かも判別できます。私は警察にドローンの利用を推進していますが、これほど役立った使われた方は想像以上です。この映像は警察などの機関におけるドローン利用のイメージを変えるでしょう。」

今後、警察などの機関における産業用ドローンの採用率が増えるかもしれません。

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