DJIが産業用ドローンの世界シェア70%を占めていると発表 – DRONEII

DJIが産業用ドローンの世界シェア70%を占めていると発表 – DRONEII

ドローン業界に関するレポートを多数発行しているDRONE INDUSTRY INSIGHTS(以下、DRONEII)は、2020年の産業用ドローンの製造に関するレポートを発行、中国のドローンメーカーであるDJIがトップであることを明らかにしました。

同レポートによると、トップはDJIであり、その後には中国のドローンメーカーYuneec、フランスのドローンメーカーParrotが続きます。また、同レポートによるとDJIが世界の産業用ドローンの70%から80%の市場シェアを獲得しているとのことです。

1位のDJIといえば、昨今ではファーウェイ問題から始まったセキュリティ疑念により、アメリカ合衆国での採用率が急激に減速しています。アメリカ合衆国では、アメリカ産のドローンを採用する傾向が強くなっており、多くのドローンメーカーが「Made In America」によりDJIの保有していたシェアを奪っています。この状況があるにもかかわらず、DJIはトップのようです。

2位のYuneecといえば、一般消費者向けドローンの製造から、産業用ドローンの製造に移行したメーカーです。ニュースなどで会社名を見る機会は多くありませんが、同社の「H520」「Typhoon H」は世界で最も売れているドローンのひとつでもあります。

3位のParrotといえば、現在では同社の「ANAFI」シリーズが一般消費者向け、産業向けドローンとして大人気です。最近ではアメリカ合衆国におけるドローンシェア獲得のため「ANAFI USA」を販売し、アメリカ企業、政府機関に採用されています。

現在、世界中で新たなドローン企業が次々と出現していますが、産業用ドローンのシェアにおいては、依然として中国が優位に立っています。今後どのようなドローンが誕生し、市場シェアを獲得していくのか、注目です。

出典元:DRONE INDUSTRY INSIGHTS「THE DRONE MANUFACTURER RANKING 2020

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