警察官がバイクにDJIドローン「Phantom 4 RTK」を装備 – オーストラリア

警察官がバイクにDJIドローン「Phantom 4 RTK」を装備 – オーストラリア

オーストラリアのクイーンズランド州の警察官は、バイクにDJIドローン「Phantom 4 RTK」を装備しています。このドローンは、警察の調査活動を支援するために使用され、マッピングなどを行うとのことです。

このきっかけとなったのは、車両の衝突事故の調査でした。「Phantom 4 RTK」とソフトウェア「Pix4D」を使用した際、警察官が調査するのと同レベルの調査結果が確認されました。そして、作業の効率化のためにドローンが採用され、警察官のバイクに搭載されるに至りました。

クイーンズランド州の警察官であるCarl Cutler(カール・カトラー)氏は、次のように述べています。

「事件の調査をしていると、行き詰まることがあります。調査に行き詰まったら、誰しもが人の手を借りたくなります。そんな時、ドローンが調査活動を支援してくれます。人間と同じレベルでです。また、ドローンが調査活動をしてくれれば、その警察官は時間に余裕ができます。その時間の余裕を事故の状況を関係者に知らせたり、裁判所、法定に伝えることに使用できます。」

オーストラリアは、Googleのドローン関連の会社であるWingが活動していることもあり、様々な業務にドローンが実装されています。特にクイーンズランド州においては、その特徴が著しくあります。

クイーンズランド州のローガン・シティでは、ドローン配達会社Wingがドローン配達を開始して既に1年が経過しました。

ドローン配達を採用したことにより、新型コロナウイルスの影響で経営不振に陥ったカフェの売上が戻った実績もあります。

また、オーストラリア本土の西側1/3を占める西オーストラリア州では、警察官がドローンパイロットの訓練を受け、今後1年間で40台以上のDJIドローンを購入する計画を発表しています。

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