Everdrone、ドローンの障害物回避における特許を取得

Everdrone、ドローンの障害物回避における特許を取得

2020年10月5日、スウェーデンのドローン会社Everdroneは、救助用ドローンに搭載する複雑な空域を飛行できる障害物回避センサーで特許を取得したことを発表しました。

欧州特許庁(EPO)は、ビジョンセンサーを使用して建物や樹木などの障害物を回避する同社の特許を認めたとのことです。このシステムでは、障害物回避が正しく機能していることを確認するために、カメラの映像を他のセンサーと比較し、障害物を検出、回避して飛行します。

EverdroneのCEOであるMats Sällström(マット・サルストローム)氏は、次のように述べています。

「今回特許を取得できたことを大変嬉しく思っています。特許を取得したことで安全性を認められ、業界をリードしていくイノベーターとしての地位を強化することができました。私たちはドローンを活用して人々の命を救うための邁進していきます。」

最近、EverdroneはデンマークのCopenhagen Emergency Medical Services(コペンハーゲン救急医療サービス)と提携、デンマークでのドローン救命サービスを開始しました。

このサービスでは、救急車が迅速に駆け付けられない地域に、ドローンにてAEDなどの救命機器を配送します。その様子がEverdroneの公式YouTubeチャンネルにて公開されています。こちらをご覧ください。

また、EverdroneはEurostars-2のプログラムから35万ユーロ、European Union’s Horizon 2020 Research and Innovation Programの出資も受けており、今後もヨーロッパ圏内に活動の幅を広げていくと思われます。

 

出典元:Everdrone公式ホームページ「EVERDRONE AWARDED PATENT TO ENABLE DRONE OPERATIONS IN COMPLEX AIRSPACE

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