アルメニア国防省、Twitterにてアゼルバイジャンのドローン撃墜を発表
現在、アルメニアとアゼルバイジャンによるナゴルノ・カラバフ自治州を巡る争い「ナゴルノ・カラバフ戦争」は激化し、この1週間程で両国合計約200人以上の死者が発生しています。トルコが支援するアゼルバイジャンと、ロシアと軍事同盟を結んでいるアルメ […]

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2020年10月5日、カナダの政府はトルコへのドローン技術の輸出を一時停止しました。
この背景には、アルメニアとアゼルバイジャンによるナゴルノ・カラバフ自治州を巡る争い「ナゴルノ・カラバフ戦争」があります。トルコはアゼルバイジャンを支援しており、アルメニアはロシアが支援しています。
両国は互いにドローンを戦争に用いており、先日はアルメニア国防省がアゼルバイジャンのドローン撃墜を発表していました。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
現在、アルメニアとアゼルバイジャンによるナゴルノ・カラバフ自治州を巡る争い「ナゴルノ・カラバフ戦争」は激化し、この1週間程で両国合計約200人以上の死者が発生しています。トルコが支援するアゼルバイジャンと、ロシアと軍事同盟を結んでいるアルメ […]
実は、カナダの企業は軍事技術を多くの国に輸出している現状があります。カナダ政府としては、これら技術が悪用されるのを良く思っておらず、今回の経緯に至ったようです。
カナダのアルメニア人コミュニティの代表は、トルコへ輸出したドローン技術がアゼルバイジャンへ行き、アルメニア軍に対してカナダ製のレーザーシステムが使用されていることに深刻な懸念を表明しています。
CBCのレポートによると、カナダ製のレーザーシステムとトルコの戦闘用ドローンを掛け合わせることで、ドローンは気象条件に関係なく、また昼夜を問わずターゲットを識別して特定できるとのことです。トルコは人や武器を紛争地帯へ輸出していることを否定していますが、真偽は明らかになっていません。
カナダの外務大臣であるFrancois-Philippe Champagne(フランソワ-フィリップ・シャンパーニュ)氏は、今回の件に関して次のように述べています。
「ナゴルノ・カラバフ戦争」を巡る問題は、世界中へと波紋しています。
出典元:CBC「Canada suspends exports of military drone technology to Turkey」