ドイツの空港、空飛ぶクルマ導入に向けインフラストラクチャ構築開始

ドイツの空港、空飛ぶクルマ導入に向けインフラストラクチャ構築開始

パッセンジャードローンの製造会社Liliumは、ドイツのデュッセルドルフ空港、ケルン・ボン空港と提携し、パッセンジャードローンのインフラストラクチャを構築しています。

Liliumは、2025年までに5人乗りの完全電動かつ完全自動飛行するパッセンジャードローンを市場に投入する予定とのことです。また、最終的にはドイツ国内の全てでパッセンジャードローンを使用できるようにしていくとのことです。

※DRONEII.COMの呼称に則り、次の自動飛行する空飛ぶ車を「パッセンジャードローン(Passenger Drone)」と呼称します。「パーソナル フライング デバイス(Personal Flying Device)」「eVTOL」「フライングカー(Flying Car)」「エアタクシー(Air Taxi)」。

ノルトライン・ヴェストファーレン州の交通大臣であるHendrik Wüst(ヘンドリック・ヴスト)氏は、次のように述べています。

ノルトライン・ヴェストファーレン州は、パッセンジャードローンが活用される仕組みを模索するのに最適な州です。人口は1,800万人、40以上の大学があり、受け入れも容易いでしょう。現状ではSFの話に感じられるかもしれませんが、これはすぐに現実になります。モビリティのニーズが高い私たちの州では、より高度で優れたモビリティのためのアイデアをいつでも歓迎しています。私たちは、このような未来志向の技術をサポートし、推進させていきます。ノルトライン・ヴェストファーレン州は、未来のモビリティ技術を有する地域となるでしょう。」

また、LiliumのCOOであるRemo Gerber(レモ・ガーバー)博士は、次のように述べています。

ノルトライン・ヴェストファーレン州に革新的なサービスを提供できることを嬉しく思います。Aachen、Bielefeld、Münster、Siegenなどの都市は、国際空港から30分以内で移動できるようになるでしょう。しかも、手頃な価格かつガスを排出しない方法でです。このプロジェクトを受け入れてくれた空港、交通省へ感謝しています。」

Liliumは、2016年には2人乗りのパッセンジャードローンを公開、数年後には5人乗りのパッセンジャードローンのデザインを披露しました。現在、大規模生産向けパッセンジャードローンを改良しており、今後実用化に向けていくとのことです。

出典元:Lilium公式ホームページ「Lilium agrees partnership with Dusseldorf and Cologne/Bonn airports

ニュースの最新記事