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アマゾンの熱帯雨林を守るため、ブラジルの先住民がドローンを使用

2020.09.13

昨年、ブラジルのアマゾンにある熱帯雨林は火災により甚大な被害を受けました。この大規模な火災は世界中に衝撃を与えましたが、実は今年に入っても熱帯雨林の火災は頻繁に発生しています。そして、これらの火災を未然に防ぐため、アマゾンで暮らす先住民はドローンの使用を開始しました。

アマゾンで暮らす先住民のAwabi(アワビ)氏は、今年で28歳になります。彼はアマゾンの熱帯雨林の奥深くに住む部族で育ちました。1980年代以前、彼らの部族は完全に世界から孤立していましたが、今日では法律の保護下に入り、主に作物の栽培、狩猟、漁業、医薬品などは都市部に依存しています。

アマゾンの熱帯雨林で頻繁に発生する火災は、Awabi氏の出身地、部族のライフスタイルを深刻に脅かしています。これらの火災は自然発生しておらず、多くは違法な放火行為によって引き起こされています。

この問題を解決するため、Awabi氏ら先住民部族の代表5名は、ドローンの操縦訓練に参加しました。これはブラジルのNGO団体「Caninde National Environmental Protection Association」が主催しているものです。ドローンを使用すれば熱帯雨林を上空から監視できると想定していたAwabi氏らは、すぐさまドローンの操縦技術を身に付けていきました。

現在、このプロジェクトではアマゾンの熱帯雨林の保護に関わる18の組織に19台のドローンを寄付しています。Awabi氏らはドローン使用して熱帯雨林をパトロールし、火災や森林破壊の監視をしています。

パトロールを開始した日、Awabi氏らは熱帯雨林の1.4ヘクタールのエリアにおいて、森林が枯れているのを発見しました。明らかに牧草地として使用されていたこの土地は、違法伐採をされていました。Awabi氏らはブラジルの政府機関にこの件を報告、今後も監視を続けていくとのことです。

Awabi氏はドローンの使用に関して、次のように述べています。

「私たちの住む熱帯雨林には多くの脅威が存在します。違法な放火や森林伐採は、私たちの平和な日常生活を崩壊させるものです。死の恐怖さえ感じています。ドローンを使用することで、自分の暮らし、育った土地を守ることができます。熱帯雨林、自分たちの暮らしを守っていくために、今後もドローンを使用していきます。」

出典元:为保护亚马孙雨林,巴西土著部落的年轻人用上了无人机

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